せどり

店舗せどりは田舎の方が有利である3つの理由【データと経験で解説】

 

店舗せどりって田舎の方が取れるって聞いたけど、本当なのかな?

田舎に遠征しても、店が少ないんじゃ取れるのも大したことなんじゃないの?

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事の内容

  • 理由1:田舎はせどらーの人口比率が低い【ライバル少ない】
  • 理由2:店舗せどりの行動範囲は限定されている【ライバル来ない】
  • 理由3:ライバルが少ないとプレ値の商品が残っている
  • デメリット:移動だけで終わる可能性がある

 

この記事の信頼性

  • せどり歴は4年ほど
  • 3稼働で100万ほどの月粗利を稼いでます
  • 福岡を拠点に田舎の方も回る現役せどらー

 

この記事を読むことで、田舎の方が統計的に稼ぎやすいことがわかります。

 

田舎で店舗が少ないからといって、行かないのはもったいないですね。

田舎の方にこそチャンスが転がっていますので、まだ足を伸ばしたことがない方には参考になるかと。

 

それでは早速みていきましょう。

 

理由1:田舎はせどらーの人口比率が低い【ライバル少ない】

理由1:田舎はせどらーの人口比率が低い【統計データあり】

 

田舎はせどらーが少ないという、統計データをご紹介します。

 

都道府県別せどらー人口比率(上位5県・下位5県)

まずはこちらをご覧ください。

都道府県別せどらー人口比率

都道府県名 人口 推定せどらー数 比率
東京 13724000 1256 0.009%
神奈川 9159000 669 0.007%
大阪 8823000 984 0.011%
愛知 7525000 638 0.008%
埼玉 7310000 537 0.007%
上位5県平均 0.009%
福井 779000 59 0.008%
徳島 743000 35 0.005%
高知 714000 25 0.004%
島根 685000 28 0.004%
鳥取 565000 28 0.005%
下位5県平均 0.005%

参考資料:平成29年度人口推計(総務省)・都道府県別対抗ランキング(プライスター

 

人口の多い都道府県を上から5県、人口の少ない県を下から5県、それぞれ比較してみました。

 

推定せどらー数は、プライスター会員だけがみれる「都道府県別対抗ランキング」に載っている各都道府県別の登録数を参考にしています。(※プライスターくんには許可を頂いて掲載しています)

 

その人口に対して、どれくらいせどらーがいるのかを比率で表したものになります。

 

これにマカドや価格改定ツールを使っていないせどらーも含めるとやや率はあがりますが、プライスターが価格改定ツール最大手ですので比率は間違いないでしょう。

 

田舎の競争率は都会の半分

  • 人口の多い上位5県のせどらー比率:0.009%
  • 人口の少ない下位5県のせどらー比率:0.005%

 

これだけしっかり数字に現れてますので、田舎の方が競争率が低いのはわかると思います。

 

都会と比べるとおよそ半分ほどの比率です。

 

いくら店舗が少ないとはいっても、ライバルが少なければチャンスは増えます。

 

田舎には次の項目でお話しするようなメリットがあります。

 

これがあるため、なおさら田舎の方が有利なんです。

 

理由2:店舗せどりの行動範囲は限定されている【ライバル来ない】

理由2:店舗せどりの活動範囲は限定されている【移動がネック】

 

店舗せどらーの行動範囲は限定されています。

  • 店舗が開いている時間にしかせどりができない
  • 移動ばかりしていると成果があがらない
  • 自宅から車で片道3時間の範囲が限界

 

店舗が開いている時間しかせどりができない

店舗せどらーの宿命ですね。

 

電脳せどりとは違い、場所も時間も選ばないといけないのが店舗せどりです。

 

こうなると自宅から移動できる距離も自然と決まってしまいます。

 

移動ばかりしていると成果があがらない

店舗せどりで最大の無駄といえばこの「移動時間」です。

 

朝9時から夕方5時までの8時間はたらいたとしても、移動時間がその半分にもなるというのはザラです。

 

これに遠征したときの移動時間を足してしまうと、いよいよ店舗に滞在する時間はほとんどなくなってしまいます。

 

結果、成果が上がらず、遠征したのに経費だけかかって終わってしまうというパターンをよく耳にします。

 

自宅から車で片道3時間の範囲が限界

個人差にもよりますが、おおよそこの「自宅から3時間」が日帰り遠征で帰ってくる限度になるでしょう。

 

これ以上かけて移動していると、はっきり行ってその遠征は無駄です。

 

都会の方に多くいるせどらーも、この「移動」がネックになるため頻繁に田舎の方に遠征に行くことはありません。

 

ライバルがそう足を伸ばしてきにくい田舎は、やはりチャンスが眠っているというわけです。

 

いつも来ないから廃盤プレ値商品が生まれやすい

ライバルがこないと自然に生まれてくるのが「プレ値」の商品です。

 

せどりには「生産が終了した商品が値上がりする」というパターンがあります。

 

普通に考えたら変ですよね。今まで普通の価格で売っていた商品が、生産終了とともに価格が上がっていくんです。

 

私も不思議に思っていました。

 

例えばプリンター。

 

新しい商品が発売されているのにも関わらず、買った時も高い値段で売っている古い型のプリンターが飛ぶように売れていきます。

 

古い型の商品が値上がりする理由

  • 使い慣れた商品がまた欲しくなる
  • 新製品に魅力を感じない
  • こだわりを持っている

 

おもな理由がこの3つです。

 

パソコンのウィンドウズでもOSの「セブン」が大人気でしたが惜しまれつつ時代を去っていきました。

 

しかし今なお、「セブン」の愛好家たちはこの古いOSを好んで使っていたりします。

 

これと一緒で、いくら最新のものが出たとしても、これまで愛着のあったりしたものにはお金を出し惜しみしないという人は結構います。

 

つまりこうして価格が高騰し、ネット上ではどこ探しても見つからないお宝商品も、田舎の方では普通にお店のすみで割り引かれて売られていたりするわけです。

 

せどりが「宝探し」と言われる理由はこういったところから来ているのでしょう。

 

理由3:ライバルが少ないとプレ値の商品が残っている

理由3:ライバルが少ない田舎はプレ値の宝庫

 

「プレ値商品は田舎に残っている」ということを証明してくれるのが、離島です。

 

断言してもいいでしょう、まず離島にせどらーはいません。

  • 店舗が少なすぎ
  • 電脳しても発送料が割高
  • 離島ではせどりで生活していけない

 

というのが理由です。

 

しかし、そんな離島でも店舗はあります。

 

ライバル不在の象徴である”離島”は宝島

家族旅行で「壱岐(いき)」という離島に行った時のことです。

 

帰りの船がくるまでの時間に近所のイオンに行ったのですが、30分ほどで両手に抱えきれないほどの荷物を仕入れることができました。

 

まさにそこはプレ値商品の宝の山です。

 

おもちゃ・家電などを中心に、ネット上では高騰している商品が普通にワゴンの中に放り込まれています。

 

離島に行くまでの運賃が高くつきますので、頻繁に行くことはもちろんありませんが、こうして旅行ついでにお店をのぞいてみるのはとても面白いと思います。

 

ライバルが全くいないとこれほどまでに取れやすいのかと感動するでしょう。

 

Googleマップで検索しよう

ちなみに近くにある離島をGoogleマップで検索してみましょう。

 

噂で聞いた話ですと、新潟県の佐渡島は金山で有名な離島ですが、ここは日本を代表する宝の山だそうです。

 

人口も5万8,000人と離島にしてはまとまった数の人が住んでいますので、期待値も高いですね。

 

「佐渡島・家電」だけでググってみても、ヤマダ電機やケーズデンキが出てきますのでせどりするのにも問題ないでしょう。

 

このように「土地名・ジャンル」で検索して店舗をリストアップし、ちょっと旅行がてら足を伸ばしてみるのも楽しそうです。

 

デメリットは店舗が少なすぎると遠征が増える

デメリットは店舗が少なすぎると遠征が増える

 

ここまでは店舗せどりは田舎のほうが有利ということばかりを説明してきましたが、やはりデメリットもしっかりあります。

 

店舗が極端に少ないと意味ない

田舎とはいっても、店舗が極端に少ないと確実にせどりはできません。

 

私も経験がありますが、山奥にせどりに行った時にいく店がなくなってしまい、とうとう移動だけで1日終えてしまった日がありました。

 

どうしても行きたい店舗が1つあったとしても、それ以外に何もなかったのでは無意味です。

 

田舎に仕入れに行くとしても、最低でも10店舗は事前にリストを作って向かうようにしましょう。

 

ライバルから刈り取られていたりすると終わる

ライバルが少ないとはいっても、ゼロではありません。

 

それこそ自分が行こうとしていた前日にでもライバルが来ていれば、美味しい商品を根こそぎ持っていかれる可能性だってあるわけです。

 

こうなるとせっかく行ったエリアでもほぼほぼ取れずに帰る羽目になってしまいます。

 

田舎の方に遠征するときの鉄則

  • 見込利益を確保する
  • 複数店舗で確保する
  • 出かける前から見込利益を上げておく

 

遠征する時は、事前に行くエリアの店舗に電話して、在庫のあるなしを確認してください。

 

これが遠征する「理由」になります。

 

ただ「気晴らしに遠征してみる」はNGです。

 

遠征先を決める具体的な手順は次の通り。

  1. 近場で利益商品を見つける
  2. 見つけた店舗で「他の店舗にも在庫ないですか?」と聞く
  3. 在庫を持っている店舗をリスト化する
  4. これを複数商品・複数店舗でやる
  5. 複数のリストが出来上がる
  6. エリアを絞る
  7. 目的のエリアにある店舗に電話する
  8. 在庫を確認し、あれば取り置きをお願いする
  9. まとめて回収しに行く

 

手順は9までありますが、ようするに何個かの利益商品を店舗に電話して取り置きしてもらうだけです。

 

「めんどくさい!」

 

と思われるかもしれませんが、大きく稼ぐせどらーはみんなこれをやっています。

 

いちいち知らない土地の知らないお店に行ってちまちまリサーチする方がよっぽどめんどくさいです。

 

田舎は取れやすいのは間違いありません。

 

しかし、やはり外すことだってあります。

 

ですので、失敗する確率を下げるために、こうした地道な仕事をしっかりやっておきましょう。

 

電話で確保するのは「外注」で

私はこの電話さえもめんどくさいので外注しています。

 

1個の商品を確保してもらったら100円の報酬でやってもらってます。

 

外注さんからすれば、1件お店に電話して何十個も商品確保できたら、それだけで数千円にもなる超うまうまアルバイトです。(最大で1件の電話で300個抑えてもらったことがあります)

 

外注さんをネットで募集するためのクラウドワークス登録方法はこちらの記事で詳しく説明しています。

クラウドワークス登録
【せどり出品外注】クラウドワークスの登録手順を解説【画像あり】

続きを見る

 

こうすることで遠征するための確保リストも作ってもらえるので楽チンです。

 

こんなお宝が眠っている田舎、ぜひ今まで行ったことのないそんなエリアがあったらぜひチェックしてみてください。

 

あっ!と驚くような商品に出会えるかもしれませんね。

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