これからせどりを始めようと思うけど、失敗しそうで怖い。
どんな失敗談とかあるのか知りたいな。
あと、みんなどうやってそんな失敗を乗り越えてきたんだろう?
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
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せどりで実際にあった失敗談5選【誰もが経験済】
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せどりで失敗を避ける方法【直感を無視しない事】
- せどりの失敗から学んだこと【成長著しい】
この記事の信頼性
- せどり歴は4年・月粗利100万ほど
- 雑誌に載った経験あり
- 100万円以上の不良在庫を抱えた経験あり
失敗した数の多さは他の人に引けを取らない私が恥を忍んで解説します。
結論、失敗しても全然OK。そこから何を学び、どう成長させるのかが重要です。
私の失敗談を読んで笑い、それを知識として蓄えてもらえるだけでも参考になると思います。
せどりで実際にあった失敗談5選【誰もが経験済】
- 在庫復活で詰んだ失敗談【笑う120個の電気毛布】
- 売っても儲からない失敗談【薄利多売で骨折り損】
- ケチって自分を見失った失敗談【思い込みの粗利率】
- クレーム対応で炎上した失敗談【仏の境地こそ全て】
- 仕入れで詐欺にあった失敗談【うまい話には裏がある】
1.在庫復活で詰んだ失敗談【笑う120個の電気毛布】
店舗で投げ売りされているのをみて、「これはいける!」と思い、6,000円の商品を120個仕入れました。
これには注意点があって、見誤ると私みたいに在庫と寝食を共にする生活を送らないといけなくなりますよ。
・売れると確信できるもの
・読みが外れても監禁できるもの
・単価が低いもの
・小さいものこれが理想です^^
くれぐれも画像のようにならないよう。 https://t.co/gjaz9DZDpB pic.twitter.com/d2Qp1dwBS3
— ナカピラ@※コミュニティやるよ^^せどりブロガー(ナカピログ運営) (@naka_pira) August 5, 2020
1年目:同じ考えのライバル続出
半年寝かせて売ろうと思ったらライバルが続出。みんな考えることは一緒だったというわけです。
結局相場は上がらずじまい。
しかも再生産が入ってその年の冬は1度も上がらぬまま、終わってしまいました。
2年目:まさかの廃盤の在庫復活
2年目の9月に店頭を見回すと後継モデルを発見。
「お!これはいよいよ廃盤になって相場が上がるぞ!」
そう思っていた矢先、なぜかAmazonだけが大量に在庫を持っているということが判明。これもなかなか在庫が切れずに越年。
ようやく2月になって利益圏まで上がったものの、1年半も寝かせてこの利益ではと思い、断念しました。
今に至る
というわけで、結局2年前に仕入れた商品は丸々自宅・事務所・嫁の実家に眠っている状態です。
実はサイズ違いの同じ商品もあるので、合計金額は100万円を超えます。今年はこの努力が報われ、倍以上になって返ってくるのを切に願っています。
寝かせ商品を仕込むのは要注意
せどりがある程度うまくなってくると、相場を読んでこういった”寝かせ”をやる機会が増えてくると思います。
悪いことではありませんが、私のような大失敗をしてしまう可能性もあるので要注意です。
こちらの記事では寝かせ商品についての解説しています。もしよかったら参考にしてみてください。
≫せどりの寝かせ商品について【人気があり、小さく、安い商品を選ぶ】
2.売っても儲からない失敗談【薄利多売で骨折り損】
せどり初心者だった頃、セラーセントラルで売上が上がることだけに満足して100円利益の商品を仕入れていた時期がありました。
売上こそ全てだった時代
「100円でも数売って増えればいい」
これがせどり初心者時代の信念でした。
この頃はAmazon送料無料(FBA倉庫に送る運賃は無料だったんですよ)キャンペーン中ということもあり、ひたすら薄利な商品を追いかける日々を過ごしていました。
貯金が全く増えない現実
セラーセントラルを10分おきに確認する日々が続きました。確認するたび更新される売り上げに、ただただ自己満足してた時期です。
「よし、売れてる。確実に利益も残ってるだろう」
そう信じ、売れたDVD-Rなどのメディア関連の商品をダイレックスに回収に行ってましたね。
しかし、ある日気づきます。
「あれ?売れてるけど貯金全然増えないな」
即売れして利益が少しづつでも貯まっていっているはずなのに利益が残らない、そんな状態にハマっていたのです。
自分の気持ちをごまかし、継続
お金が増えない現実をわかっていたものの、「ま、そのうち増えるだろ」と安易に結論づけてせどりを継続させました。
理由は支払いがなんとかできていたからです。
売上は上がるのでお金はしっかり入ってきます。ですから支払いで行き詰まるということはありません。ただ、経費を差し引いても残るお金はほんのわずかだったのでしょう。
決して間違った方法ではなかったのですが、正しいやり方ではありませんでした。
変わったのは専業になってから
今のやり方に変わったのは、それから2年ほど経って専業になった後です。
当時15%ほどだった粗利は倍近い30%ほどに上がっています。
特に難しいことをやっているわけでもなく、利幅の大きい商品だけを仕入れている感じです。
利幅が上がった分、余計にお店を回ることもないので行動量は減っています。
なぜ、あの時改善しなかったのか
なぜあの時気づいていたのに改善しようとしなかったのでしょう。
おそらく、副業で薄利ながらも利益が出ていたことが逆にまずかったのだと思います。
専業になり、効率化を進めなければならないという気持ちのおかげで、今のスタイルを確立することができました。これからせどりを始める方は、常にこれがベストなのかどうか考えるといいでしょう。
もちろん、私も今がベストだとは思っていません。だからせどりをせず、こうして記事を書く日々を過ごしています。
3.ケチって自分を見失った話【思い込みの粗利率】
「自分でできることは自分でやる」と考えていた私は、有料ツール否定派でした。
私は価格改定ツール・検索ツールを導入することなく、頭の中には勝手に”粗利20%くらい”というイメージでせどりを続けていました。
確定申告で新事実が発覚
せどりを始めて最初の確定申告の時に自分の認識が間違っていたことに気づきます。
頭の中で考えていた”粗利は20%以上”という数字は、現実には”15%”しかなかったわけです。
現実知って、凹む
粗利で15%しかなかったわけですから、純利益は一桁まで落ちます。
結局、せどりをやって大きく売り上げたとしても、手元に残るのはほんの少しだったわけです。
正直、凹みました。
税理士さんにも「本当ですか!?」と突っ込んだくらいです。この頃には大きく稼いで専業も視野に入れていたので、かなり絶望した覚えがあります。
「これじゃ、専業無理よね・・・」こんな感じです。
根拠のない思い込みほど危険なものはない
何かしらのデータを元に予想するのであれば信頼性はありますが、勝手にこれくらいと決めつけた数字に頼るのは本当に危険です。
「こんなはずじゃなかった」ほど、時間を無駄にするものはありません。
もし今の自分の状況を把握できていなかったら、すぐに棚卸して自分の現状を見直すか、有料ツールを入れて在庫を把握しておく必要があります。
- 在庫はどのくらいあるのか
- 粗利はどれくらい毎月出ているのか
- 貯金残高はどれくらいあるのか
最低でもこの3つは把握しておく必要があります。
私は上の2つをプライスターで確認し、あとはネットバンクで残高を常に確認しています。
今思うのは、有料ツール代をケチっていた時のせどりは盲目なせどりだったということです。
- いくら儲かってるかわからない
- 在庫がどれくらいあるのかわからない
- 貯金が増えているのか減っているのかわからない
なにもかもが「ないないだらけ」で商売の体をなしてませんでしたね。
もし、この頃の私と同じ状況にある人はいますぐ改善した方がいいでしょう。今やっていることが正しいのか、はっきりとわかるようになります。
4.クレーム対応で炎上した話【仏の境地こそ全て】
クレーム対応で失敗し、低評価を受けた話です。
話の流れ
- お客さんが私から商品を購入
- 商品に付属品がないと怒り出す
- Amazonに確認したら元々ついてないと返答
- カタログページには拡張パーツとして紹介あり
- 私に電話(掛けたと言われたが着信なし)
- さらに怒り、評価「1」&クレーム
- 内容は「説明がないのは不親切」
この時点で私はこのクレームに気づいたわけです。
不覚にもイラッとしてしまう
「どう考えても勝手に勘違いしてるだけだろ」
そう思った私は不覚にもイラッとしてしまい、上から目線で次のようなメッセージを送ってしまいました。
- ご迷惑おかけしました
- お金2,000円返すから許して
- 承諾してくれるなら評価消してね
- 消したの確認したら返金するよ
今考えても、反省の色なしですよね。まぁ、反省する必要もない内容だから仕方ないわけですが。
そして、炎上
結果、火に油を注ぐ結果となり、「誰が消すか!」という内容の返事がお客さんから返ってきました。
そこからはもう見る気も失せたので、最後まで内容を確認してません。
結論、平謝りを通せばよかったと反省
サラリーマンの時、こうしたクレーム対応するときの鉄則は”常に謝り続ける”でした。
今思うとどうかと思いますが、言い争ったところで良い結果など生まれないわけで、円満に終わらせるという意味ではこの姿勢で通せばよかったなと反省しています。
5.仕入れで詐欺にあった話【うまい話には裏がある】
仕入れた商品が偽物だったという話です。
それ以外にもメルカリで詐欺にあった話もありますが、そちらに関してはこちらの記事で詳しく解説していますので興味のある方は読んでみてください。
仕入先はQoo10
昔はAdobeのソフトなんかもよく売っていました。今ある真贋調査はなく、パソコンソフト売るのに何の疑問もなく売っていた感じです。
安い商品を探してQoo10をのぞいたところ、ビビるほど安い商品を発見。
「これ、コピー品なんじゃないの?」
そう思いながらも安さに惹かれて仕入れてみました。
予想通り、コピー品
届いたのはなんともチープなパッケージのコピー品、あぁやっぱりかと思いつづも、返品手続きしようとしたら問題が発生します,
・返品、返金不可
仕入先からは突然こんなことを言われたのです。
メールが送られてきたのですが、日本語がつたないところからみて海外の人だということが判明。ただ、居住地は日本のようでしたね。
速やかに警察に通報します
この時はこの一言を添えたメールを送ることで解決することができました。
相手は違法にコピー品を売ってくる外国人、摘発されるのが怖かったのでしょうね。先に全額私の口座に振り込ませ、商品を着払いで送り返すことで解決しました。
仕入先を吟味する
極端に安い仕入先には何かがあります。特にネット仕入れは得体が知れないので危険ですね。
やはり仕入れをするのは多少高くても信頼性があるところがベストです。それこそ偽物掴まされてアカウント停止になったらたまりません。
自分の身は自分で守る、心がけたいです。
せどりで失敗を避ける方法【直感を無視しない事】
- ギャンブル仕入れをしない
- 仕入判断の基準を設ける
- 数字で自分を判断する
- 冷静さを保つ
- 信頼性を大事にする
ギャンブル仕入れをしない
大量の寝かせなどは最初のうちはやらないことですね。
結果、儲かることはあるかもしれません。しかし、相場が読めない(私のように)うちは手を出さない事です。
仕入判断の基準を設ける
これは超・重要です。
仕入判断ツールで利益率が表示されますよね。
- 粗利率
- 粗利額
最低でもこの2つは自分の中に基準を設けましょう。「300円利益出そうだから・・・」とかで仕入れない心を持つことも重要です。
ご心配なく、目の前にある薄利商品以外にもっと利益を出す商品はそこら中に眠っていますから。
数字で自分を客観的に判断する
棚卸しや有料ツールなどを使って自分を客観的に判断しましょう。
さきほどの仕入れ基準をしっかり定めれば極端に下がることはありませんが、やはり”まとめ”は必要です。
最終的にどうなったのかは数値で確認する癖をつけてください。
冷静さを保つ
やはり怒りは禁物ですね。
言い争いは無意味、良い結末は決して生まれません。悟りを開いた気持ちで、「買ってくれたことに感謝」しつつ、平身低頭でのぞみましょう。
信頼性を大事にする
せどりはビジネスです。
広くお客さんに物を売る限り、信頼性のある商品を取り扱わなければなりません。利益ばかりを求めるのではなく、安心できる商品を提供できるようにしていきましょう。
疑わしいところからは仕入れないこと、鉄則ですね。
失敗例にはどこかに不安が残っている
- 在庫が復活したり、ライバルが増えたりするのでないか
- 薄利多売って実は間違ってるんじゃないか
- この利益率で多分あっている
- 勝手に勘違いしてるのは相手の方
- もしかしたらコピー品じゃないのか
これまで5つの失敗例を紹介しましたが、「100%大丈夫」と踏んでやった事例はひとつもありませんよね。
どこかに勝手な決めつけや、薄々気づいていた何かがあったはずです。
直感で「ん?」と思ったら、そこをクリアにすることをしていれば、失敗は防げていたかも知れません。
せどりの失敗から学んだこと【成長著しい】
失敗したくないというのは誰でも思うことですが、多くの成功してきた偉人の言葉を借りれば、失敗は決して悪い物ではありません。
ユニクロの柳井社長も1勝9敗とおっしゃってますし、230億円トレーダーのcisさんもその著書の中で『勝率ではなく、結果どれだけ儲かったかが重要』とおっしゃっています。
失敗して当たり前と思えば、気持ちは楽になる
「失敗して当たり前」と思っていたら、気持ちも楽になりますし、焦りも自然と消えます。
大事なのは失敗する度合いですね。
再起不能になるような大失敗をせずに継続すれば何でもうまくなっていきます。
最後に笑えば勝ち
結論、トータルで勝てばいいんです。まだ見ぬ失敗にビクビクするより、「失敗しても仕方がない、だって素人だから」と開き直って挑戦した人が勝ちます。
石橋叩いても前に進まなかったら叩く意味ないので、ある程度叩いたら橋を渡りましょう。その先には結構いいもの、ありますよ。
それではまた^^
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