こんにちは、ナカピラです^^
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- 副業せどりに開業届は必要ない理由
- 副業せどりで開業届を出すメリット
この記事の信頼性
- 副業歴3年・専業歴3年目の店舗せどらー
- 雑誌に載った経験あり
- 副業時代に開業届は出してませんでした
こんな私が解説します。
結論、『副業せどりで開業届は出さなくてもいいけど、出していた方が良い』です。
今回は、
- 開業届は必要ない理由
- 開業届を出すメリット
この2つについて詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
副業せどりに開業届は必要ない理由
- 稼いだ利益を雑所得で計上し、白色申告すればいいから
雑所得と事業所得
副業せどりで稼いだお金は2つに分けられます。
- 雑所得:お小遣い稼ぎで得たお金
- 事業所得:ビジネスで得たお金
雑所得:お小遣い稼ぎで得たお金
例えば不用品販売。
これはビジネスではないので雑所得になります。
ですから『副業せどり=お小遣い稼ぎ』と考えるなら、事業所得にならないので開業届は必要ないんです。
さすがに大きく稼いだらお小遣い稼ぎとは言えないのでは?
こう考える方もいるかと思います。
確かに年間100万円とか稼いじゃうとお小遣い稼ぎとは言えませんよね。
ただ『ビジネスで稼いだお金=事業所得』と雑所得との線引きは特にないんですよ。
例えば趣味で小説書いてベストセラーになったとします。
100万円以上の収入が入ってきても雑所得になっちゃうんですね。
まれに税務署が「これは事業所得だろ」という場合はあるみたいです。
しかし、基本的には申告通りで問題ないと思いますよ。
事業所得:ビジネスで稼いだお金
正確にいうと副業せどりはビジネスですよね。
だから事業所得っていう方が健全だと思います。
どうしても開業届は出したくないんだよなぁ。だから雑所得で。
こういうなら無理にとは言いませんが、開業届には次のようなメリットがあるのでおすすめです。
副業せどりで開業届を出すメリット
- 65万円分の特別控除が受けられる
つまり節税になる、というわけです。具体例をみてみましょう。
開業届を出さなかった場合と出した場合の比較
開業届を出さなかった場合
- 年商:3,000万円
- 原価:2,000万円
- 経費:300万円
このような方の所得税は次のようになります。
- 所得税=(3,000-2,000-300)×23%=161万円
開業届を出して特別控除を受けた場合
- 年商:3,000万円
- 原価:2,000万円
- 経費:300万円
- 控除:65万円
控除分が差し引かれ、税率まで変わる場合があります。
- 所得税=(3,000-2,000-300-65)×20%=127万円
その差、34万円。
このように、
- 開業届を出す
- 青色申告する
- 特別控除を受ける
こうすることで『節税』という大きなメリットが受けられます。
結果的に開業届を出すデメリットはないので、『出さなくてもいいけど、出していた方が良い』と思いますよ。
開業届を出しても副業はバレません
こう思う方もいるかもしれませんが、バレません。
会社にバレるのは確定申告でミスったとき
<参考元:知らなきゃ損する確定申告より>
- 住民税の納付方法を「給与から天引き」にチェックを入れる
これをやると会社に通知が行き、副業がバレます。
バレないようにするには、「自分で納付する」にチェックを入れる、これだけです。
ですから開業届を出して会社に副業がバレるなんてことはありませんから、安心して手続きしてください。
最後にまとめると次の通り。
副業せどりに開業届は必要ない理由
- 副業せどりで稼いだお金は雑所得で計上できるから
白色申告すればOK!という話でしたね。
この『白色申告』についてよくわからない!という方はこちらの記事をどうぞ。
≫せどり初心者向けに白色申告のやり方を解説【ソフト使えば簡単です】
読むことでやり方がきっちりわかるようになります。
副業せどりで開業届を出すメリット
- 開業届出して青色申告すると節税できる
副業でもガッツリ稼がれている方はこちらがお得、という話でしたね。
青色申告は白色申告よりもかなり複雑。
ですからこれをやろうと思ったら税理士に任せるのがおすすめです。
せどりの税理士に関しては、こちらにまとめ記事を作ってます。
よかったら参考にしてみてください。
≫【まとめ】せどりの税理士について【相場・費用・探し方を徹底解説】
- 副業せどりでは開業届出さなくてもいいけど、出しておいた方がメリット大きい
これだけ覚えておいてください。
それではまた^^