せどりの年末商戦ってどんな感じなんだろう!?なんかうまく売上をあげるコツとかあるのかな?
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- せどりの年末商戦攻略法について
- せどりの年末商戦で気をつけるべき3つの注意点
- 年末商戦を終えた後にやるべきこと
この記事の信頼性
- せどり歴は4年、月粗利100万円ほど
- 雑誌に載った経験あり
- 24名所属のせどりコミュニティ運営中
結論、年末商戦は平月の2倍ほど売上が上がり、さらに伸ばすコツは事前準備にあります。
『世界一やさしいせどりの教科書』の著者・クラスター長谷川さんも『12月はスーパーマリオのスター状態』と表現するほどです。
今回はそんな特別な12月にさらに売上を伸ばすための攻略法を解説します。
参考にしてもらえると嬉しいです🙇♂️
せどりの年末商戦攻略法について
- 年末商戦は事前準備で勝負が決まる
- おもちゃとゲームが異常に売れる
- 最後のチャンスはブラックフライデー
年末商戦は事前準備で勝負が決まる
年末商戦は売れる商品の在庫数が勝負の鍵です。これをいかに多く注ぎ込めるかで勝負が決まります。
12月に入って在庫を集めても遅い
稼働日数が限られるため、12月に入ってから仕入れしても間に合いません。
バイトを雇って回収するなら話は別ですが、一人で動ける時間もエリアも限られます。
ですから年末商戦の準備は、12月前には完了しているのが理想です。
最低でも半年前の夏から準備しておく
遅くても夏くらいから準備しておきましょう。
- 盆のセール品(8月)
- 仮面ライダーのクリアランス商品(8月)
- 家電のクリアランス品(9月)
- 10月発売のおもちゃの新製品(10月)
ジャンルはおもちゃメインですね。これらを約半年寝かせ、年末に放出するパターンです。
ただ、こうやって在庫を積むには資金が必要。
よくせどりで融資が騒がれるのはこのためです。
早い人は1月から準備をしている
理由は12月に値下げ合戦となって相場が激下がりした売れ筋商品が刈り取りできるからです。
1月は個人事業主にとっては期首にあたる月。
在庫を抱えたとしても年末までに売り切れば問題ないので、プロのおもちゃせどらーはここから準備に入ります。
しかしこれはごく一部。
初めて年末商戦を迎えるせどり初心者の方は11月からの準備でも全然売上を伸ばすことが可能です。
おもちゃとゲームを集中的にリサーチする
普段からこの2つのジャンルをリサーチしておくことで、プレ値商品を見つけることができます。
12月はこの2つのジャンルのプレ方が異常
理由は「子供がクリスマスに欲しい!」と言ったらいくら高くても買って準備しなければいけないからです。
ですから普段はそこまで動きのない商品もこの時ばかりは相場が跳ね上がったりします。
プレるための要因は『Amazon在庫切れ』
- 人気商品である(ランキング3桁)
- Amazonが在庫切れ
この2つの条件が重なる時、相場が倍以上に跳ね上がることは珍しくありません。
ですから、
- ランキング上位の商品はKeepaでトラッキング
これをしておくことにより、いち早く在庫を回収して販売することが可能です。
他にもトラッキングおすすめアイテムとして、
- トミカ
- トーマス
- 仮面ライダー
- レゴ
- 人気ゲーム関連商品
ここら辺の上位ランク商品をリストに入れておくと良いでしょう。
最後のチャンスはブラックフライデー
おいしいおもちゃのセール品を仕入れる最後のチャンスはブラックフライデーです。
ブラックフライデー:年末商戦の本格スタート
- 実店舗
- ECサイト
どちらもブラックフライデーには強烈な安売り合戦を仕掛けてきますので、これらを仕込んで12月に売り抜く作成はアリです。
しかし、全国セール品には要注意
これを大量に仕入れてしまうと、値下げ合戦になってしまうからです。
相場が戻るのを待って売ろうにも、12月ですので期末まで時間がありません。
- 在庫が大量に残る
- 棚卸しで資産計上される
- 確定申告で支払う税金が増える
このような結果になってしまうので、高単価・低回転の商品には十分注意しましょう。
以上が年末商戦の攻略法になります。
まとめると次の通り。
- 事前準備はなるだけ早くやる
- 狙い目ジャンルはおもちゃ・ゲーム関連
- ブラックフライデーが最後のチャンス
これをやっておくだけでも結果はかなり変わりますので、ぜひ仕入れの時の参考にしてもらえればと思います。
せどりの年末商戦で気をつけるべき3つの注意点
- 注意点①:納品日をピークから逆算すること
- 注意点②:安易に値下げ合戦に参加しないこと
- 注意点③:融資を受けてまで在庫を積まないこと
注意点①:納品日をピークから逆算すること
- クリスマスイブまでに商品を手元に届ける=21日〜23日が注文のピーク
つまり、21日は納品した商品が反映されて販売可能な状態にしておかなければいけないわけです。
- FBAに15日までに荷物を着ける
正直、最近の倉庫の受領状況を考えるとこれでも遅いかもです。平気で着荷から1週間出品まで待たされることがあるからです。
理想の納品スケジュール
- 11月末にFBAに出荷→12月上旬に販売開始
これだと間違いありません。これまで寝かせた在庫がある方は、このスケジュールで納品しておくのが良いでしょう。
私も11月中に出品外注さんへ荷物を引き渡し、上のスケジュールで発送するよう手配しています。
「出荷した翌日には反映される」
このように勘違いするとせっかく売れるチャンスを逃してしまうので注意が必要です。
注意点②:安易に値下げ合戦に参加しないこと
このピークと同じタイミングで起こるのが値下げ合戦です。
- 思ったように売れない
- ライバルが多すぎる
- 在庫を抱えすぎた
- 現金化しないと支払いに間に合わない
このようにセラーによって経済状況は様々、本当にヤバイ状態のセラーは我先にと値下げ合戦を始め出します。
商品の本当の価値を見極める
- ランキングが良い
- 人気商品で廃盤
このような『相場が戻る可能性が高い商品』が値下げ合戦になった場合は参戦しないようにしましょう。
相場は不思議なもので、上がり続ける相場もなければ、下がり続ける相場もありません。
人気商品であれば必ず相場は戻ってきます。
- キャッシュフロー
- 在庫数
- ライバルの人数と在庫数
これらを冷静に判断して参戦する・しないを決めましょう。
注意点③:融資を受けてまで在庫を積まないこと
理由は融資で在庫を積み、それが売れ残る詰んでしまうからです。
Amazon在庫復活で詰んだ話
2017年の年末、『これはいける!』と思って積んだ在庫で大赤字を出した経験があります。
商品はリカちゃん人形シリーズの『みさきちゃん』。
100体ほど集めましたが、Amazonがまさかの在庫復活で大赤字を出す結果となりました。
まだ怪我は浅かったので救われた
- 自分の資金で縦積みしたので救われた
- 赤字は出したが他の商品でカバーして救われた
- 融資を仕入れに回さなかったので救われた
もし、これを融資金額目一杯使っていたら完全に再起不能になるところでした。
融資を仕入れに回すのは身分不相応
与沢翼さんの著書『お金の心理』の中にこんな一節があります。
- 現金で買えない買い物は、全て身分不相応
これは本当に正論だな、と思います。
売り上げ伸ばしたい気持ちもわかるんですが、それは銀行の力を借りて伸ばすものではないような気がします。
毎年、年末商戦はやってきますし、これが最初で最後なわけではありません。
12月に売上を爆発させたいのなら、平月に在庫を積めるだけの利益を稼ぐ努力をするほうが健全だと思います。
しかもこの努力であなたのスキルは必ず上がっていくので、仕入れ枠を増やすために融資を申請するのはやめた方がいいでしょう。
年末商戦を終えた後にやるべきこと
- 12月31日の棚卸し
- 初売りの準備
12月31日の棚卸し
個人事業主にとっては期末ですので、この日最後の在庫レポートはしっかりダウンロードして保存しておきましょう。
- FBA在庫
- 自宅倉庫の在庫
- 売上未確定の在庫
これら全てを棚卸しに計上しなければいけませんので、漏れのないように。
初売りの準備
リストも出来上がったところでほっとしたい気持ちは分かりますが、1月1日から初売りセールが始まります。
- 家電量販店
特にヨドバシカメラは毎年パンチの効いた初売りセールを展開するので、チラシをしっかりとチェックしておいてください。
- 1日から初売りスタート
- 2日以降、初売りスタート
お店によってスタート日が違いますので事前確認が必要です。
以上が年末商戦を終えた後にやるべきことになります。
大晦日はほっと一息休みたいところですが、初売りもなかなか美味しいイベントですので動ける方はグッとお酒を飲むのを我慢して備えるようにしてはいかがでしょうか?
ちょっとイレギュラーに正月3日間働くことで、さらに美味しいお酒が後から飲めると思います。
それではまた^^