せどりで利益が出ているはずなんだけど、お金が残らないのはなんでだろう?
こんな悩みにお答えします。
この記事の内容
- せどりでお金が残らない3つの原因
- せどりでお金が残らない時の対処法
この記事の信頼性
- せどり歴は4年、月粗利100万円ほど
- 雑誌に載った経験あり
- 24名所属のせどりコミュニティ運営中
この記事を読むことで、『せどりでしっかりお金を残す方法』が具体的にわかります。断言しますが、この方法をやってお金が残らないことはありません。
ぜひ悩んでいる方に読んでもらえると嬉しいです🙇♂️
せどりでお金が残らない3つの原因
- 原因①:利益が出ていない
- 原因②:在庫が増えている
- 原因③:無駄遣いしている
原因①:利益が出ていない
粗利を純利益と勘違いしている
プライスターなどで表示される粗利を純利益と勘違いしているパターンです。
多くの方がこう言いますが、それでは実際に月にいくら純利益が出たか把握しているでしょうか?
この質問には多くの方が沈黙するはずです。
- 棚卸しなければいけない
- 月ごとに締めなければいけない
これをきっちりやっているせどらーは稀です。
つまり、多くのせどらーがいくら儲けたのか正確に把握できていないことになります。
頭にあるのは『粗利額』のみ。これはまさに純利益を粗利益と勘違いしている典型的なパターンです。
粗利が薄利すぎる
薄利多売は売上が上がれば上がるほど掛かる経費も比例して上がる傾向があります。
- 粗利額は売上が上がって大きく残った
- 経費が想像以上に掛かって利益を圧迫
- 不良在庫が発生すると他の利益を食い潰す
『仕入れた商品が高速(およそ1ヶ月以内)で売れていく』のなら薄利多売でも問題ありません。
しかし、『寝かせ』や『利益率20%以下の低回転商品』を持つと極端にお金の回転が鈍り、お金は増えるどころか足りなくなっていきます。
- 経費
- 住民税
- 所得税
- 消費税
- 国保などの保険料
- 年金
これらは容赦無くあなたの財布からお金を奪っていきますので、粗利は最低でも20%以上確保するのが重要です。
≫せどりに関わる税金について【納税額の目安とポイントについて解説】
原因②:在庫が増えている
稼いだお金をそのまま仕入れに回して在庫が増えているパターンです。
月の仕入枠を決めずに仕入れしている
- 利益商品を発見する
- 利益がまぁまぁ残りそう
- 商品が複数ある
- せっかくだから『全買い』してしまう
在庫が増えてお金が残らない人はだいたいこんな仕入れ方をしています。
- 仕入れ予算
- 在庫金額
- 商品の回転速度
- 利益率
これらをきっちり把握した上で全買いしないといつまでたっても口座にお金が残ることはないでしょう。
原因③:無駄遣いしている
節税を勘違いして経費を使いまくっている
- せどり用の車を新車で買う
- 不必要な消耗品を買い込む
- 経費にして飲みに行きまくる
愚の骨頂です。
- せどり用の新車→中古で十分
- 不必要な消耗品→適量で十分
- 経費での飲み会→脱税
よくSNSとかをみていると、せどり用に新車で『ハイエース買いました!』という発信を見かけます。
リセールバリュー(売る時に残る価値)を考えると商品選びは素晴らしいですが、新車である必要はないですよね。
ご存知の方も多いとは思いますが、新車は納車して乗った瞬間、価値が下がります。
- 新車を買った私すげー
- 私の新車、かっこいいだろ〜
- これで私も専業せどらーの仲間入り
ご心配なく、誰もあなたの車見ていませんから。笑
さらにいうと、こんな自己満足感を得られるのは最初だけ。
それは『ピークエンドの法則(ノーベル経済学賞・受賞のダニエル・カーネマンが提唱)』というもので証明されています。
気になる方はこちらの本をチェックしてみてください。
自分へのご褒美が多すぎる
ご褒美は確かに必要です。
しかし、毎月あげていてはお金は残りません。(たまにでも高級品も同様)
過去に私も同じような経験をしたことがあります。
- 粗利を純利と勘違い
- 毎月家族にちょっとお高いディナーをご馳走
- 結果、お金が残らないことに気づいて数回で中断
- 家族、落ち込む
このような「これくらいなら…」という考えがいけませんね。
他に欲しいモノがあっても、同じように「これくらいなら…」と言って買ってしまい、結局「これくらい」でいくら出費したか計算したくなくなるほどです。
次の項目で紹介しますが、ルールを決めましょう。
- ルールに則ってご褒美をゲットする
こうすればお金を残しつつ、楽しみも作ることが可能です。
せどりでお金が残らない時の対処法
対処法は簡単、お金を強制的に残せば銀行口座にお金はどんどん貯まっていきます。
せどりでお金を残すための5つの手順
- 手順①:入金用の口座を作り、そこに売上を入金させる
- 手順②:利益用の口座を作り、そこに入金の10%を振り替える
- 手順③:仕入用の口座を作り、そこに入金の60%を振り替える
- 手順④:税金用の口座を作り、そこに入金の10%を振り替える
- 手順⑤:給料用の口座を作り、そこに入金の20%を振り替える
つまり、専用の口座を全部で5つ作って管理するわけです。
詳しく解説します。
手順①:入金用の口座を作り、そこに売上を入金させる
- この口座は常に残高0でなければならない
- 入金があったら、すぐに他の口座に振替する
ここは簡単ですね。新規に口座を開いて入金先を全てこちらの口座に指定し直してください。
手順②:利益用の口座を作り、そこに入金の10%を振り替える
- 入金額の10%をこちらに振り込む
- 絶対に手をつけてはいけない
- 入金は最低月に2回行う
ここがお金を残すための口座です。
ここは自分に手をつけさせないためにも、家族名義の口座や全然作ったこともない銀行に口座を開くと良いかもしれません。
手順③:仕入用の口座を作り、そこに入金の60%を振り替える
- 入金額の60%をこちらに振り込む
- 仕入れはここにある残高内で行う
- 絶対にここにある金額以上の仕入れをしてはいけない
こうすることで、「無意識での仕入れすぎ」を防ぐことができます。
もっとわかりやすくするにはクレジットカードではなくて現金で仕入れするのがいいでしょうね。
- デビットカード(VISA)を作って支払う
- ポイント還元も受けられる
こうすればポイントの取りこぼしもなく、クレジットカードの請求額に恐怖感を感じることもありません。
デビットカードのメリット・デメリットについてはこちら記事で詳しく解説しています。
おすすめも載せてますのでよかったら参考にしてみてください。
せどりのクレジットカードが作れない時はデビットカードを作れば解決
手順④:税金用の口座を作り、そこに入金の10%を振り替える
- 所得税
- 住民税
- 消費税
これらを支払うための口座です。
税金の支払いを引き落としにしている方は、こちらの口座から落ちるように変更してください。
手順⑤:給料用の口座を作り、そこに入金の20%を振り替える
- 自分への給料(生活費)用の口座
- 20%以下でもOK
- 月末残ったお金は利益用の口座に振り替える
この20%で生活してください。
- 20%以下で十分生活が可能:最高!
- 20%以上の生活費が必要:身分不相応ですので改善
以上が『せどりでお金が残らない時の対処法』になります。
紹介したそれぞれの口座への入金比率はあくまで私が決めている概算です。
- 仕入口座への入金比率はもっと低くていい
- 給料口座への入金比率はもっと低くていい
こんな状態だと最高です。ぜひ利益口座への入金比率へ加算してください。
自分へのご褒美を3ヶ月に1回ゲットする方法
- 生活費を固定、削減する
- 給料用口座の金額が残るようにする
- 3ヶ月に1度、残ったお金の半額をご褒美として好きに使う
- 残りの半額は利益口座に振り替える
具体的例:月の入金額150万円の場合
- 利益用の口座(10%):15万円
- 仕入用の口座(60%):90万円
- 税金用の口座(10%):15万円
- 給料用の口座(20%):30万円
おおよそですが、月商300万円の粗利20%以上でこれくらいの入金があるかと思います。
ここの『給料用の口座:30万円』で生活するわけですが、これが20万円に抑えられるだけで毎月10万円浮きます。
- 3ヶ月で30万円→半額の15万円を好きに使える
これってかなりのご褒美ですよね。お金を残しつつこうした自分へのご褒美をゲットすることが可能なんです。
もちろん、ご褒美不要で利益に回すのも全然OKです。
よくある質問
Q. 同じ銀行に複数の口座を持つことできるの?
A. できます
住信SBI銀行なら最大5つまで口座を作ることが可能です。
それぞれの口座に名前までつけれますので、この方法をやるには最適な銀行口座かと。
Q. 融資受けたんだけどどこに置いといたらいい?
A. 融資用の口座を作り、そこに眠らせておきましょう。
他にも経費を細かく分けたい方はさらに口座を作るのがおすすめ。
作った口座は必ずスプレッドシートなんかに記録し、
- どの口座が何の専用なのか?
- 何が入金され、出金(引き落とし)されるのか?
この2つを簡単に確認できるようにしておきましょう。
Q. 借金の支払いはどこで支払ったらいい?
A. 利益用:10%を丸々当てましょう。
返済がある人はまず借金を消すことが最優先です。なぜなら、利子を支払わなければいけないからです。
複数の窓口から借金している場合は、額の小さいところから返していってください。
まとめ:せどりでお金を残す方法
- 銀行口座を5つ作る
- 入金額を決まった比率で月に2回振り分ける
- 利益用口座のお金は何があっても手をつけない
これで確実にお金が残ります。
もっとこの方法について詳しく知りたい方は、こちらの本を読んでみてください。
読むことであなたのお金の使い方テクニックが飛躍的にアップし、「お金の不安がない生活」が送れるようになるはずです。
それではまた^^