MS910ってどんな製品なんだろう? KDCが良いって聞くけど、比べたらどんな感じなのかな?
メリットやデメリット、口コミなんかも知りたいね。
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- MS910とKDC200iMとの比較
- MS910のメリット・デメリットを解説
- MS910の口コミと乗り換えた人の声
- MS910の設定方法
この記事の信頼性
- せどり・ビーム使用歴は4年
- フリーランスのプロせどらーとして活動中
- 実績は月粗利で100万ほど稼いでます
せどり用のバーコードリーダーとして使われるMS910についてKDC200iMと比較しながらそれぞれの疑問について解説していきます。
加えてスマホとの設定方法も載せていますので、購入した後の参考にもなると思います。
MS910とKDC200iMとの比較
まずはそれぞれの仕様(スペック)から見ていきましょう。
MS910の仕様
<参考元:unitech MS910+商品ページより>
スキャン速度は650スキャン/秒です。
KDC200iMのスキャン速度が100スキャン/秒ですので、読み込みスピードはMS910の方が速いということになります。
KDC200iMの仕様
<参考元:Imager-KDC200iM製品ページより>
次の項目ではこのデータ比較しならがMS910のメリット・デメリットを見ていきましょう。
MS910のメリット・デメリットを解説
MS910のメリット
- メリット①:価格が手頃
- メリット②:接続設定が簡単
- メリット③:軽い
メリット①:価格が手頃
最新機種でも1万2,000円ほどで買えます。
KDCシリーズは2万円代後半、teraシリーズは5,000円ほどで破格の安さ、MS910はそのちょうど中間といった感じですね。
手が届かない額ではないので資金少なめな方には良いかもしれません。
メリット②:接続設定が簡単
KDCシリーズとスマホを接続するときは、それぞれに項目を設定していなければいけないのに対し、MS910はPINナンバーを読み込むだけで設定が完了します。
※あとで詳しく解説
「めんどくさい設定が苦手!」という方には嬉しい機能ですね。
ちなみにKDCの設定手順についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
-
せどり用バーコードリーダーKDCシリーズの解説【口コミ紹介あり】
続きを見る
メリット③:軽い
それぞれの重さは次の通り。
・MS910:25g
・KDC200iM:34g
数字上では10gの差がありますが、メリットといってもさほど気になるメリットではないですね。
失礼しました。汗
MS910のデメリット
- デメリット①:バーコードが読み込みにくい
- デメリット②:一部のAndroidには対応していない
- デメリット③:バッテリーが長持ちしない
デメリット①:バーコードが読み込みにくい
理由はビームの線がなぜか極端に太いからです。
KDCシリーズはビームの線が極細なのに対し、MS910のビームの線は極太設定です。
こうなると小さく表示されているバーコードなどは読み取ることができません。
読み取れないわけではありませんが、何度も同じ商品にビームを当てないといけないので手間です。
せどりは数リサーチしてなんぼですので、これはかなり痛いデメリットです。
デメリット②:一部のAndroidには対応していない
日立・富士通製のAndroidには対応しないケースがあるため、サポート対象外となっています。
バーコードの読み取り方法にはHID方式というものを使うのですが、日立・富士通製のAndroidでは正常に作動しないケースがあるようです。
製造元である”unitech”もHP上でこのことを明言しています。
デメリット③:バッテリーが長持ちしない
1回の充電で6,000スキャンが目安に設定されているからです。
具体的に見てみましょう。
- MS910の消費電流:145mA/スキャン
- KDC200iMの消費電流:120mA/スキャン
バッテリーはそれぞれリチウムイオンバッテリーの3.7Vを使用していますので容量は同じです。ただ消費電流が違うため、「持ち」が悪いようです。
- 読み込みづらい
- バッテリーが長持ちしない
こうなると1日にがっつりリサーチする本せどりの方にはちょっとおすすめできないですね。仕事にならないと意味ないですからね。
MS910の口コミと乗り換えた人の声
amazonでMS910を買った人の商品レビューと、店舗せどらーでMS910を購入し、そのあとKDC200に乗り換えた方の口コミを紹介します。
amazonでの商品レビュー
高評価のレビュー
せどりで商品の読み取りに使用しました。
充電用の端子の蓋がしっかり固定されず、常に開き気味です。
しばらく使うと取れそうだなと感じています。
ビームは色々な方が言っている通り赤外線が太く、少し読み取り辛いですが、私の使う程度なら問題ありません。
<参考元:amazon MS910レビューより>
ビームは赤外線が太く、読み取り辛いと言われていますが、別に普通に読み取れるので安くてよいと思います。
<参考元:amazon MS910レビューより>
発送も速く、商品も良かったです。
使用してみましたが、設定は簡単。
読み込みは厳しいものも(ビニールの下とかのバーコード)有りますが、値段相応です。
<参考元:amazon MS910レビューより>
低評価のレビュー
初期設定用のバーコード付き説明書がついてないので(事前に出品者の説明あり)、メーカーページでダウンロードして自分で用意しましたが、
初期設定用バーコードを一切読み込みません。
いろいろ試しましたが結果は同じなので、アマゾンに返品しました。残念です。
<参考元:amazon MS910レビューより>
コツがあるのか、読み込みができないことが多い。
何度かすると読み込めるので交換もできない。
<参考元:amazon MS910レビューより>
乗り換えた方の口コミ
実際にMS910を使っていてKDC200に切り替えた方のコメントを紹介しておきます。
専業店舗せどらー”アンディくん”のツィート
ビームの細さ、射程距離の長さにビビりました💦
910の時ってビームが太すぎるし、ガラスケースの中のバーコードとか、うまく読み込めませんでした😓— アンディくん☆専業店舗せどらー (@Us0jdQBPipY7WPr) July 20, 2020
あと、値札シールに隠れてわずかしかバーコードが出てない場合とかありますよね。
ああいう時、910だとビームが太すぎて役に立たないんですよね😓やっぱり仕事道具にはお金かけないとダメですね💧
— アンディくん☆専業店舗せどらー (@Us0jdQBPipY7WPr) July 20, 2020
そうなんですよね。
微妙に前後に動かしてピントを合わせないと読み込まないというか、とにかくストレスでした😓— アンディくん☆専業店舗せどらー (@Us0jdQBPipY7WPr) July 20, 2020
ご覧の通り、やはり性能ではKDCには実戦で劣るようです。
価格は倍くらいしますが、「可能であればKDC」と言ったところでしょうか。
MS910の設定方法
最後にMS910の設定方法を解説していきます。
設定する前に準備するもの
- MS910
- スマホ
- クイック接続ガイド ≫ダウンロードはこちらから
MS910をスマホに設定する手順
- 手順①:スマホのBluetoothをONにする
- 手順②:MS910のトリガーボタン(中央にある)を長押しして起動させる
- 手順③:接続ガイドにある3つのバーコードを読み取る
- 手順④:スマホに「Wireless Scanner」と表示されるのでタップして接続
- 手順⑤:4桁の数字がスマホに表示される
- 手順⑥:接続ガイドに載っているそれぞれの数字のバーコードを順に読み込んでいく
これで接続は完了です。
こんな機能も付いています
- iPhoneでキーボードを表示させたい場合
- 検索音を消したい場合
それぞれ接続ガイドに操作するためのバーコードがありますので読み込んで設定を完了させてください。
以上がせどりで使うバーコードリーダー「MS910」の解説になります。
先ほどお伝えしたように、本せどりの方は特に使うの厳しいかもしれませんね。
毎回数をこなす方はKDC、あまり検索せずにピンポイントで探し当てる方に向いているかもしれません。
追伸:私がKDCを選んだ理由
確かに値段は高いですけど、KDCに決めて良かったと思ってます。
理由はリサーチしていてストレスがほぼないことですね。
店舗せどりって時間との勝負みたいなところがあって、やっているときは集中してますしせかせかしています。
そんなとき、「読み込めない」というのはかなりのストレスになるんですよね。
集中力も途切れますし。
今のKDCでも100%サクサク進むわけではないので多少のストレス感じるときがありますが、今以上に読み込みにくくストレス感じるようでしたら絶対にMS910は検討するテーブルの上にも乗らないですね。
- ストレスがほぼない
これが今のKDCに落ち着いている一番の理由です。
≫【関連記事】バーコードリーダーKDCの種類からメンテまでを徹底解説