こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- せどりの確定申告で必要なものは2つある
- 資料を元に作成する書類を白色・青色別に解説
-
せどりの確定申告書類を作成する方法は3つある
この記事の信頼性
- せどり歴:4年、月粗利:100万円ほど
- 確定申告は自分で2回提出した経験あり
- 雑誌に載った経験あり
- せどりコミュニティ運営中→詳細はこちら
確定申告で提出する書類は、白色申告で2種類、青色申告で3種類(特別控除を受けるのならもう1つ)必要です。
ただ、そう言われてもなんのことやらわかりませんよね。
この記事では、「そもそも確定申告に必要なものはなんなの!?」という疑問にお答えしていきます。
参考にしてもらえると嬉しいです🙇♂️
せどりの確定申告で必要なものは2つある
- 必要なもの①:売上を証明する資料
- 必要なもの②:費用を証明する資料
基本はこの2つがあればOKです。
むしろ、これがないと提出する書類も作れないので、この2つはきっちりと保管しておきましょう。
必要なもの①:売上を証明する資料
Amazonだったら売上レポート
- 売上
- Amazonの手数料
- 返品や返金
売上レポートを引っ張ってくると、上の3つのデータを確認することができます。
保存しておくと次の項目で紹介する『費用を証明する資料』にも使えるので便利です。
メルカリとヤフオクの売上は記録しておくこと
メルカリの売上履歴は一定期間過ぎると消えます。
ですから、売れたら内容を記録しておく必要があります。
- 日付
- 商品名
- 売上金額
- 商品原価
- 送料
- メルカリに支払った手数料(10%)
- 粗利金額
この7点を記録しておけば問題ないでしょう。
必要なもの②:費用を証明する資料
- 仕入れた時のレシートや領収書
- 経費を払った時のレシートや領収書
- Amazonのシステム利用料や手数料
- メルカリやヤフオクなどの送料や手数料
仕入れた時のレシートや領収書
説明不要ですね。
ここが一番大きな費用になりますので、しっかりと保管しておいてください。
経費を払った時のレシートや領収書
仕入れ代金とはまた別の仕訳になりますので、経費を支払ったレシートについては、仕入れで使ったレシートと分けて保管しなければなりません。
基本的に「販売目的以外に支払った代金」が経費に当たるのですが、詳しくはこちらの記事で解説しています。
どんなものが経費になり、どういう仕訳をして記録しておけばいいのか知りたい方は参考にしてみて下さい。
≫【確定申告】せどりの経費で落とせるものを勘定科目と合わせて解説
Amazonのシステム利用料や手数料
さきほどダウンロードした売上レポートに一緒に書かれています。
売上金からガッツリ引かれている金額が”さまざまな手数料”になりますので、確認しておいてください。
メルカリやヤフオクなどの送料や手数料
- 送料
- システム利用料
送料はちょっとわかりづらいので、それぞれの取引明細から確認して記録しておいてください。
システム利用料はメルカリが売上の10%、ヤフオクは契約状況によって少し変わりますので確認しておくと良いでしょう。
基本は、先ほど紹介した1つの取引での7つの記録項目を押さえておけば大丈夫です。
次に、これらの資料を元に確定申告書類を作る作業に入っていきます。
資料を元に作成する書類を白色・青色別に解説
確定申告には2つの種類があります。それぞれの申告方法に必要な書類を見ていきましょう。
白色申告で必要な書類は2つ
- 収支内訳書
- 確定申告書B
収支内訳書とは?
- 1年分の売上
- 1年分の仕入代金
- 1年分の経費
この3つをまとめて記入した書類になります。
収支内訳書は国税庁のHPよりダウンロードすることが可能です。
≫収支内訳書ダウンロードはこちらから
確定申告書にはAとBがある
まずはじめにこの疑問にお答えしておきます。
- 確定申告書A→おもにサラリーマンや年金受給者向け
- 確定申告書B→おもに個人事業主や不動産収入がある人向け
Q. じゃあ、副業でやってる私は確定申告書Aじゃないの!?
A. いいえ、せどりの収入は確定申告書Bで申告します
理由は、サラリーマンの収入を申告するわけではないからです。
サラリーマンとしてもらっている給料は会社が申告してくれますので、ノータッチ。
あなたが申告するのは、あくまで”せどりで得た収入”ですから、確定申告書Bになるわけです。
確定申告書Bとは?
- 1年分の収入(所得)
- 1年分の控除金額
この2つを記入した書類になります。さきほど作った収支内訳書に書いた収入金額を記入しまとめたもので、これを元に納税額が決められます。
控除金額とは、1年間に稼いだ収入から差し引ける、支払った税金や保険代などを指します。
稼いだ収入から差し引くことで、支払う税金が下がるメリットがあります。
結論、控除は可能な限り差し引いておく方が『お得』というわけです。
青色申告で必要な書類も2つ
- 確定申告書B
- 青色申告決算書
※ 控除を受ける場合は、控除証明書が必要になります
確定申告書Bはさきほど説明した通りです。
青色申告決算書は3つの書類からできている
- 損益計算書:収入や経費を記入
- 損益計算書の内訳
- 貸借対照表:資産や負債を記入
簡単にいうと、白色申告の収支内訳書をめちゃくちゃ細かくわけた書類になります。
ですから、青色申告する場合は日々の取引1つ1つを細かく仕訳して記帳していく必要があります。
以上がせどりの確定申告で必要なものになります。最後にまとめると次の通りです。
確定申告に必要な書類を構成する一覧表
必要書類 | 必要な資料 | |
白色申告 | 収支内訳書 | レシート・領収書 |
確定申告書B | ||
青色申告 | 青色申告決算書 | 損益計算書 |
損益計算書の内訳 | ||
貸借対照表 | ||
確定申告書B |
これで確定申告の概要が理解できたと思います。
次は、実際に作成するための方法を3つ紹介します。
せどりの確定申告書類を作成する方法は3つある
- 自分で書類をまとめて申告する
- 会計ソフトを使って申告する
- 税理士と契約して申告する
自分で書類をまとめて申告する
提出する書類は、国税庁のHPからダウンロードできます。
これらの書類を用意し、準備しておいた資料を集計して記入すればOKです。
会計ソフトを使って申告する
会計ソフトを使えば自動で集計してくれるので便利です。
仕訳も自動でやってくれたりするソフトもあり、無料で使えたりするのも中にはあるのでおすすめです。
こちらの記事で詳しく解説していますので、よかったら参考にしてみてください。
≫せどりの確定申告おすすめソフト3選【無料プラン・無料期間アリ】
税理士と契約して申告する
丸投げしたい方や、完璧なものを申告したい方はプロに任せるといいでしょう。
平均で月2万円ほどの税理士費用がかかりますが、確定申告だけなら10万円でやってくれる税理士さんも中にはいます。
ある程度売上と利益が出ていて、処理するレシートが大量に山積みされている方は検討してみるといいでしょう。
さっそく税理士さんを探したい方はこちらから。
≫税理士ドットコムの口コミ・レビュー【完全無料なので不満なし】
税理士さんと契約するとどんなメリット・デメリットがあるか気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。
≫せどりの確定申告は税理士に丸投げすべき3つの理由【経験者は語る】
以上になります。それではまた^^