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せどりの在庫に税金はかかりません【注意:勘違いすると大損します】

 

こんにちは、ナカピラです^^

 

せどりで仕入れた在庫に税金がかかる?いったいどういう意味なんだろう?

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事の内容

  • せどりの在庫に税金はかからない【実例アリ】
  • せどりの在庫に税金が関係する2つのパターン
  • まとめ:持つべき在庫と処分すべき在庫とは

 

この記事の信頼性

 

結論、せどりの在庫に税金はかかりません。

 

しかし、売れ残りの在庫(罪庫)を処分することで余計な税金を減らすことは可能です。

 

難しいですよね。汗

 

今回はこの内容についてわかりやすく解説していきます。

 

理解することで次のようなメリットが。

 

  • 良い在庫と悪い在庫の区別がつく
  • 余計な税金を支払わなくて済む

 

逆に知らないで、

 

在庫は減らすもの。もったいないけどこれも売ってしまえ〜!

 

とお宝商品を売ってしまうと、大損することも。

 

こんなことにもなりかねないので、知らない方はぜひ読んでみてください。

 

せどりの在庫に税金はかからない【実例アリ】

せどりの在庫に税金はかからない【実例アリ】

 

具体例の前に純利益の求め方

1年間の純利益の計算式はこちら。

 

  • 純利益 = 売上 - (期首在庫 + 仕入れた在庫金額 - 期末在庫) - 経費

 

これでしたね。

 

知らなかった方はぜひ覚えておいてください。

 

今回はこれらの数字にこちらの数字を入れて具体例とします。

 

具体例

  • 売上:3,000万円
  • 期首在庫金額:200万円
  • 当期仕入在庫金額:1,800万円
  • 期末在庫金額:200万円
  • 経費:800万円
  • 純利益:400万円

副業にしてはいい数字だろ〜!?

 

この方の数字を具体例にしてみていきます。

 

余計に仕入れた金額と在庫金額が同じなら、税金はかわらない

お!?年末セール(12月)でめちゃくちゃ安売りしてるぞ!

これは初売りで売れるっ!全部仕入れてしまえっ!(200万円分)

 

これ、せどらーならあるあるですよね?

 

しかしこのパターン、在庫増えてもかかる税金は変わらないんです。

 

先ほどの具体例に置き換えてみてみましょう。

 

200万円分在庫を買い増したら

  • 売上:3,000万円
  • 期首在庫金額:200万円
  • 当期仕入在庫金額:2,000万円(+200万円)
  • 期末在庫金額:400万円(+200万円)
  • 経費:800万円
  • 純利益:400万円

 

当然増えるのは、在庫が200万円。

 

しかし、在庫は増えても純利益が増えていないのがわかりますよね?

 

  • 当期仕入在庫金額が増える
  • 同じだけ期末在庫金額が増える

 

これでしたら年末に在庫を200万円分買っても税金には関係ないんです。

 

せどりの在庫に税金が関係する2つのパターン

せどりの在庫に税金が関係する2つのパターン

 

  • パターン①:在庫を儲けなしで売った場合
  • パターン②:在庫を赤字で売った場合

 

パターン①:在庫を儲けなしで売った場合

100万円分の在庫を儲けなしで売った、とします。

 

するとこのようになりますね。

 

100万円分、儲けなしで売ったら

  • 売上:3,100万円(+100万円)
  • 期首在庫金額:200万円
  • 当期仕入在庫金額:1,800万円
  • 期末在庫金額:100万円(-100万円)
  • 経費:825万円(+25万円)
  • 純利益:375万円(-25万円)

 

売上は100万円上がったけど、経費がその分かかったので25万円損した、という結果に。

 

これにより、

 

  • 純利益400万円にかかる税金 > 純利益375万円にかかる税金

 

となり、”節税”にはなるわけです。

 

税金は浮いたが、経費は上がった

結果はこれですよね。

 

果たしてこれが「期末在庫を減らすべき」という理由になるのでしょうか?

 

もう1つの例もみてみましょう。

 

パターン②:在庫を赤字で売った場合

100万円分の在庫を半額の赤字で売った、とします。

 

  • 売上:3,050万円(+50万円)
  • 期首在庫金額:200万円
  • 当期仕入在庫金額:1,800万円
  • 期末在庫金額:100万円(-100万円)
  • 経費:813万円(+13万円)
  • 純利益:335万円(-65万円)

 

売上は上がったが、経費は増えたし純利益も65万円分も減った、という結果になりました。

 

こちらも純利益が減った分、当然支払う税金も減ります。しかしパターン①と同様、なんとも納得できない結果です。

 

まとめましょう。

 

まとめ:持つべき在庫と処分すべき在庫とは

まとめ:持つべき在庫と処分すべき在庫とは

 

  • ①:仕入れた金額と在庫金額が同じなら、税金はかわらない
  • ②:儲けなしで売ったら、純利益が減って税金も下がる
  • ③:赤字で売ったら、純利益はさらに減って税金も下がる

 

このような結果から次のような結論にたどり着くことができます。

 

結論

  • 「仕入金額増 = 在庫金額増」なら支払う税金は変わらない(持つべき在庫)
  • 決算期を越しても充分な利益を見込める在庫なら売る必要はない(持つべき在庫)
  • 決算期を越しても充分な利益が見込めないなら赤字でも売る(処分すべき在庫)

 

「仕入金額増 = 在庫金額増」なら支払う税金は変わらない(持つべき在庫)

資金に余裕がある場合、期末に在庫を大量購入しても大丈夫、というわけです。

 

これまでは、

 

  • 期末に在庫を積み増しすべきではない
  • 在庫は資産に計上されるから税金対象
  • 在庫はできるだけ減らして節税すべし

 

こんなことが言われてきました。

 

しかし具体的な数字をみることにより、これらが全て当てはまるわけではないことわかりましたね。

 

決算期を越しても充分な利益を見込める在庫なら売る必要はない(持つべき在庫)

この場合は資金の許す限り、むしろ仕入れるべきです。

 

期末は多くのセラーの年度末。

 

せどりの在庫のことを勘違いしているセラーは、初売りセール前に在庫を赤字覚悟でどんどん売りに出します。

 

特におもちゃは狙い目。

 

予想以上にライバルが増え、価格競争になった商品は雪崩を打って価格が下がっていきます。

 

しばらく寝かせて利益が出そうな商品は積極的に仕入れてもいいでしょう。

 

決算期を越しても充分な利益が見込めないなら赤字でも売る(処分すべき在庫)

  • 売れない商品はどんな赤字を出してもお金に変える

 

これが正義です。

 

仕入れの失敗や損切りを認めたくないかもしれませんが、それは傷口に塩を塗るようなもの。

 

  • どんなに赤字を出してもとにかく売る
  • 最悪の場合、捨てる

 

こうしないとお金にならないし、支払う税金も減りません。

 

次の仕入れで挽回するためにも、売れない在庫(罪庫)は期末までに現金化しましょう。

 

以上になります。

 

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

それではまた^^

-せどり

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