せどり

プライスターリサーチについてのレビュー【結論:使えない】

 

プライスターの新機能である、プライスターリサーチについてのレビューします。

 

この記事の内容

  • プライスターリサーチは初心者に優しいツール
  • プライスターリサーチは経験者には少し物足りない要素もある
  • プライスターがユーザーに求めるのは目利き力
  • まとめ:残念ながら使えません

 

この記事の信頼性

  • せどり歴は4年ほど
  • モノレート ヘビーユーザー
  • プライスターのファン歴1年

 

まずはプライスターリサーチ開発陣のみなさまに感謝の言葉を送りたいと思います。

 

本当にありがとうございました。

 

モノレート閉鎖の報告から半月間でよくぞここまでのツールを作ってくれました。

「今後せどりはどうなるんだろう?」と不安に襲われていた方も少なくないでしょう。

 

そんな中、こんな短期間で救いの手を差し伸べるツール作成に着手してもらったプライスター【フクダカズキ代表】はじめ、製作陣のみなさまには感謝の気持ちしかありません。

 

 

 

しかし、使ってみた感想は残念なものに。そんなレビューを紹介します。

 

プライスターリサーチは初心者に優しいツール

プライスターリサーチは初心者に優しいツール

 

プライスターは初心者の方にはとても優しい作りになってますね。理由は次の通り。

 

ランキングと商品の売れ行きが一目でわかる

プライスターリサーチ画面

<参考元:プライスター「プライスターリサーチについて」より

 

高ランキングの商品ならこれだけで十分

ランキンが上位に上がれば上がるほど、売れることはわかってますので仕入れる判断はこれだけで十分ですね。

 

仕入れのする際の損益分岐点も表示されてますので、その価格以下で仕入れれば利益が出るというわけです。

 

わかりやすいですね。

 

ただし注意点もある

「Amazon在庫切れ」の場合は注意が必要です。

 

リサーチした時はAmazonが在庫を切らしたことで販売価格が上がり、いかにも利益が出そうに見えますが、Amazon復活と同時に大赤字になる可能性もあります。

 

Amazonが復活しそうかそうでないかは過去の販売データを見なければわかりません。

 

高ランキングの商品ほどAmazon復活の可能性は高くなるので、トレンド商品ほど注意が必要です。

 

「瞬間」だけを切り取るなら確かに最速ツール

とはいえ、ランキングと回転速度が目安でわかると仕入れ判断の最初のフィルターは最速でクリアできますね。

 

この2つの情報だけで【仕入れ候補】には絞れます。

 

せどりすとなんかのリサーチツールでは、同じようにランキングは表示されますが、商品の回転速度は表示されません。

 

これまではモノレートで正確な回転数を確認するか、経験からランキング位置で回転速度を予測していたのですが、これをプライスターリサーチでは独自の判断基準により回転数を表示しているわけです。

 

まだプライスターリサーチの表示する【販売スピードの信頼性】がどこまで高いのかは使ってみないと正確なことは言えませんが、仕入れ判断のサポートになる要素だと思います。

 

プライスターリサーチは経験者には少し物足りない要素もある

プライスターリサーチは経験者には少し物足りない要素もある

 

ただ、やはりこれだけでは【確実な仕入れ判断】を行うには情報が少ない点も否めません。

 

プロせどらーはリサーチで瞬間ではなく期間を読む

せどりの経験を積むと、【即売り】よりも【高利益で売る】ことを目的にモノレートを読みます。

 

初心者と経験者のデータを読む目的の違い

  • せどり初心者:商品の瞬間を読む
  • せどり経験者:商品の期間を読む

 

確かに今回の2つの指標で、リサーチした商品の【瞬間】は最速で切り抜くことができます。

ただ、せどり経験者でもう1歩踏み込んで知りたい情報は、各コンディションごとの、

  • 実際に商品が売れた最高値
  • 最高値で売れた日付

この2点です。

 

これがわかれば、【待つ】という戦略も取りやすくなります。

 

特に全国一斉セール品などは相場の下落がひどいですよね。

 

ただ、高回転の商品であれば元の相場も時間がかからず(およそ1ヶ月)に戻ってきたりします。

 

【瞬間】だけを切り取ってしまうとスルーしてしまいますが、【期間】が切り取れるようになるとまた違った戦略を立って利益を出すことが可能です。

 

この【待つ】スタイルのせどらー(経験者の多く)にはちょっと物足りない点かなと思います。

 

深掘りするにはKeepaに頼るしかない

そうなると深掘りするにはKeepaを利用するしかありませんね。

 

プライスターの機能には直リンクでKeepaの商品ページに飛ぶリンクが用意されていますので、これは嬉しいシステムです。

 

Keepaの有料版は月額2,000円かかってしまいますが、精度の高い仕入れ判断を行うためには必要な投資になるでしょう。

 

 

先日、以前からお世話になっておるらんせ(@ransekoubou)さんのお誘いを受け、Keepaだけでの仕入れ判断の勉強会に参加させてもらいました。

 

結論、Keepaの情報だけでもこれまで通りの仕入れ判断を行うことは可能です。

 

実際、らんせさんのせどりチームのメンバーはほぼ全員がKeepa有料版を利用しており、有効活用されていました。

 

  • 販売全期間の相場の変動
  • Amazonの有無
  • ライバル数の増減

 

これらが読み取れますのでモノレートと同じ情報を取ることができます。

 

Keepaがまだ利用できる以上、慣れは必要ですがこれまで通りの仕入れ判断は可能です。

 

プライスターがユーザーに求めるのは目利き力

プライスターがユーザーに求めるのは目利き力

 

プライスターツールはなぜ過去の相場を表示させようとしなかったんでしょうか。

 

私は「あえて表示させなかったのでは?」と推測しています。

 

「ツールだけに頼ってはいけない、力をつけろ」というメッセージ

プライスターリサーチコンセプト画面

 

プライスターリサーチでは、このように「数をこなしながら知恵と経験を積み上げていくのが最強」という風にうたっています。

 

フクダカズキ代表もブログの中で、

  • Keepaさんもいつ閉鎖されるかわからない
  • 人間の脳こそ最強のツール

<参考元:遊ビジネス

こうおっしゃっています。

 

「いつなくなるかもわからないツールに頼って過ごすより、今のうちから経験を積んで少ない情報で仕入れ判断をできるようになりましょう!」ということですね。

 

確かにこれは【本質】だと思います。

 

後出しジャンケンで物販できていたこと自体が【夢】だったわけです。

 

そんな夢ばっかりみてないで、しっかりと目利きできるようになりましょうよ!ということなのでしょう。

 

プロせどらーは期間を読んで爆益を呼び込む

プロせどらーほど商品の期間を読んで爆益を叩き出す【寝かせ】をよくやります。

 

それは経験から【商品の未来の相場が読める】からです。

 

例えばその代表格がレゴ投資です。

 

ランキングが高く、廃盤であるレゴは早いもので半年、遅くても2年以内には相場が倍にまで跳ね上がることも珍しくありません。

 

こういった情報を知っておくこと、経験値として持っておくことができれば、ランキングだけみて仕入れることだって可能になります。

 

目利きとは、その時売れるか売れないかの仕入れ判断ではなく、たとえ瞬間的に下がっても、ある程度待てば戻ってくるかどうかまで読めるのが本当の【目利き力】なのだと思います。

 

12月に1人で何千万も売り上げて爆益を残す凄腕せどらーは、もうすでに年明けから商品を仕込んでいたりするものです。

 

まとめ:残念ながら使えません

まとめ

  • プライスターリサーチは初心者向けのツール
  • 以前のように深掘りするならKeepaを使う
  • その先の未来も想定して経験値積んでおこうぜ
  • このままの機能じゃ残念ながら使えません

 

以上がプライスターリサーチを使ってみてのレビューになります。

 

今回は辛口なレビューとなってしまいましたが、プライスターにはこれ以外にも有効な機能がたくさんあります。

 

それらの機能についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、もしよかったら参考にしてみてください。

≫【無料お試しあり】プライスターを使ってできること【厳選5つ紹介】

 

それではまた^^

-せどり

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