せどりの白色申告ってどうやったらいいんだろう?
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- せどり初心者向けに白色申告のやり方を解説
- 白色申告する前に知っておくべきこと
- 白色申告した後にやるべきこと
この記事の信頼性
- せどり歴4年・月粗利100万円ほど
- 雑誌に載った経験あり
- せどりコミュニティ運営中
「何から始めていいのか全然わからない」というあなたに向けて、白色申告するやり方をまとめました。
参考にしてもらえると嬉しいです🙇♂️
せどり初心者向けに白色申告のやり方を解説
白色申告するやり方は3つあります。
- 自分で必要書類を作って申告するやり方
- 会計ソフトを使って申告するやり方
- 税理士と契約してやってもらうやり方
自分で必要書類を作って申告するやり方
自分で確定申告書類を作って申告するやり方です。
白色申告に必要な書類
- 収支内訳書
- 確定申告書B
この2つを作らなければならないのですが、必要なのが5つの帳簿です。
書類を作るのに必要な5つの帳簿
- 現金出納帳
- 売掛帳
- 買掛帳
- 経費帳
- 固定資産台帳
この5つの帳簿に日々の売上や仕入れを記入し、収支内訳書と確定申告書Bにまとめていくわけです。
ここで、『何を記帳していけばわからない!』という方が多いのではないでしょうか。
しかしご安心ください。白色申告は簡単で、特に難しいことを記帳する必要はありません。
白色申告で記帳しておくべきこと
- 日々の売上
- 日々の仕入れ
- 支払った経費
- 仕入先情報
- 日付
この5つです。
これらをそれぞれの帳簿に毎日記帳してさえいれば、あとはまとめて申告するだけですので簡単です。
会計ソフトを使って申告するやり方
さらにもっと簡単にするために、専用の会計ソフトを使って申告するやり方があります。
会計ソフトを使えば、日々の取引を入力するだけ
『仕訳入力』という入力作業を行うだけで、ソフトが完璧に白色申告に必要な書類を作ってくれます。
それぞれの帳簿に記帳する手間も入りません。
自分で書類を作るのと比べれば、断然手軽に書類作成が可能です。
よく使われている会計ソフト3つ紹介
だいたい相場でいうと、月額2,000円くらいです。
結論、どれ使ってもらってもいいと思います。
それぞれのソフトの特徴については、こちらの記事で解説していますので、よかったら参考にしてみてください。
≫せどりの確定申告おすすめソフト3選【無料プラン・無料期間アリ】
税理士と契約してやってもらうやり方
これが一番簡単なやり方です。その上、プロにやってもらうので間違いがありません。
高くても10万円が相場
白色申告は自分でもできるレベルの作業ですので、税理士さんに頼んでも10万円超えることはそうありません。
※ むしろ10万円以上の見積もりを出してくる税理士さんは、敬遠しましょう。
自分でコツコツ記帳して継続できる方には必要ないかもしれませんが、『私はズボラー』と自負される方は税理士さんもおすすめですね。
ただ、白色申告には必要ないかも
とはいえ、白色申告は青色申告と比べ、基本的な仕訳さえしておけば簡単に申告書類を作ることができます。
税理士さんを雇ってまでしなくてもいいレベルです。
これも経験と思い、自分で挑戦することも良い勉強になると思います。
税理士の探し方
それでも将来に備え、最初の段階で税理士さんと契約することを選ばれる方には、こちらの記事を紹介しておきます。
≫せどりに詳しい税理士の探し方【おすすめは無料サイトの紹介です】
自分の条件に合った税理士さんを無料で探すことができるので、大変便利です。よかったら参考にしてみてください。
以上が白色申告する3つのやり方になります。
白色申告するなら、会計ソフトでいいんじゃないかな、と思います。
無料プランや無料お試し期間があるので、まずは良さそうと思ったソフトをいじってみるといいかもしれませんね。
- マネーフォワードクラウド会計ソフト:30日間無料お試し可
- freee:無料で使えるプランあり
- 弥生会計:サポート手厚く、30日の無料お試しあり
白色申告する前に知っておくべきこと
- 年間の利益が20万円以下は申告する必要なし
- 事前に税務署へ申請する必要なし
- 開業届出す必要なし
年間の利益が20万円以下は申告する必要なし
サラリーマンであり、なおかつ年間の利益が合計20万円以下の場合、確定申告する必要はありません。
合計20万円以下ですので、せどりやアフィリエイトで、それぞれ10万円づつ稼いだら申告しなければいけません。
個人事業主(フリーランス)は20万円以下でも確定申告しなければならない
意外と勘違いされるかもしれませんので、明記しておきます。
専業せどらーは、必ず申告してください。
事前に税務署へ申請する必要なし
白色申告は、事前に税務署に届け出る必要はありません。逆に青色申告するときは、事前申請が必要ですので気をつけてください。後で解説します。
開業届出す必要なし
20万円以上稼いで白色申告するからといって、開業届を出す必要はありません。
開業届を出すと、扶養を外れることになります
『開業届 = 個人事業主』ですから、もし旦那さんの扶養に入って生活している方は、その扶養から外れることになります。
別に開業届出さなくても、白色申告はできますのでご安心ください。
白色申告した後にやるべきこと
白色申告したら、来年度に向けて青色申告の切り替え手続きを行っておきましょう。
3月15日までに青色申告への切り替え手続きをする
青色申告するには事前申請が必要
多くの控除が受けれる青色申告をするには、税務署への事前申請が必要になります。
税務署にある申請書に、必要事項を記入するだけで完了です。
青色申告のメリット
- 最大65万円分の所得控除が受けれる
- さまざまなものが経費にできる
『最大65万円分の控除』というのは、納税額が65万円分下がるわけではありませんから注意してください。
他にも家の家賃や駐車場代、その他水道光熱費も按分(仕事をするのに使っている自宅スペースの割合)で経費にすることができます。
※どれでも経費にするのは脱税ですので、注意してください。
青色申告のデメリット
- とにかく複雑でめんどくさい
白色申告とは違い、多くの控除を受けれるメリットがある反面、そのために必要な書類を作らなければならないので大変です。
私は2回やって挫折しました。
こちらの記事では、そのエピソードを踏まえて税理士さんに丸投げすべき3つの理由を解説しています。
≫せどりの確定申告は税理士に丸投げすべき3つの理由【経験者は語る】
よかったら参考にしてみてください。
以上がせどりの白色申告のやり方と、申告する前に知っておくべきことと、後にやっておくべきことの解説でした。
最後に、副業せどらーが気にになる『会社にバレずに申告する方法』と、自分で仕訳入力するときに役立つ『せどりでよく使う勘定科目』について解説した記事を紹介しておきます。
≫副業せどりの確定申告について【会社にバレずに行う方法も解説】
≫【確定申告】せどりの経費で落とせるものを勘定科目と合わせて解説
どちらも参考にしてもらえると嬉しいです。
それではまた^^