こんにちは、ナカピラです^^
車もせどりの経費に出来るかなぁ🥺
— かめしょう@ECセラー (@kameyasyouten) September 27, 2021
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- せどりで使う車の経費について
- せどりで使う車の経費の計算方法
この記事の信頼性
- せどり歴7年の個人事業主
- Twitterのフォロワーは1,000人ほど
- せどり用の車は2代所有
こんな私が解説します。
結論は次のとおり。
- ①:せどり専用の車を持っている→全部経費にできる
- ②:せどりとプライベートで共有→按分で計算する
①は全てが経費になります。これは簡単ですね。
わかりにくいのは②です。
計算方法は自己申告です。
走った距離の半分くらいをせどりの仕入れで使っているのなら、ガソリン代は次のように求められます。
- 例:年間10万円のガソリン代 = 10万円 ÷ 2 = 5万円
こんな感じです。
他にもせどりしていて車にかかる経費はたくさんあるのですが、それを今回は詳しく解説していきます。
読むことで基礎知識を身につけることができ、節税できるので知らない方は読んでみてください。
せどりで使う車の経費について
まずは内容から見ていきましょう。
車にかかる経費の内容
- 修理
- ガソリン
- 備品購入
- 自動車保険
- タイヤ交換
- 車の購入費用
- 高速道路の代金
- 車検(定期点検)
およそこの8つに絞られますね。
修理
- 車のバンパーをこすっちゃったよ...
- タイヤをパンクさせちゃった...
この時にかかる修理代は経費に数えることができます。
支払った後の領収書はしっかり保管しておいてください。
ガソリン
これも当然経費ですね。
レシートが必要になるので失くさないように。
備品購入
例えば車内アクセサリーやスポイラーなどです。
これはかなりグレー。
そもそもせどりの車に必要な機能になってないので外しておくのが健全です。
自動車保険
これは経費にすることができます。
- 対人の保証は最大
- チューリッヒ生命、安い
入っていない人はいないと思いますが、これを機に見直したい方はこちらからどうぞ
≫自動車保険を調べたい方はこちら
タイヤ交換
これも経費にできます。
足回りは命に関わりますからね。定期的にチェックして溝がなくなってきたな、と思ったら即交換。
イエローハットが安くて便利です。
ディーラーとオートバックスはぼったくるので気をつけましょう。
車の購入費用
これももちろん経費にできますが、注意したいのは計算方法です。
- 新車
- 中古車
これで計算方法が変わってくるんですよね。
次の項目で詳しく説明します。
高速道路の代金
これも入りますね。
ETC使っている方多いと思うんで、クレジットカード明細をしっかり記録しておきましょう。
家族カードとしてETCを作ってる方もいると思いますが、そっちも使うようなら経費への追加計算可能です。
せっかく経費に計上できるのでお忘れなく。
車検(定期点検)
車検や定期点検にかかる費用も入ります。
だからといってなんでもディーラーや車検会社のいう通りにやるととんでもない価格に跳ね上がることも。
物はいいようですから、ディーラーも売り上げ欲しさにあれもこれもとオプションをいいように勧めてきます。
しっかりと説明を聞いた上で、必要な分だけやってもらうようにしときましょう。
車にかかる経費の仕訳について
こういう疑問を持つ方、多いと思います。
そこで一覧を作ってみました。
車にかかる経費の仕訳一覧
- 修理:車両費、もしくは修繕費
- ガソリン:車両費
- 備品購入:雑費
- 自動車保険:損害保険料
- タイヤ交換:車両費、もしくは修繕費
- 車の購入費用:支払運搬具
- 高速道路の代金:車両費
- 車検(定期点検):車両費 + 租税公課(車検の中の各税金)
これで計上してください。確定申告はこれでバッチリですね。
※ 他の経費の仕訳書きになる方はこちらの記事で詳しく解説しています
≫【確定申告】せどりの経費で落とせるものを勘定科目と合わせて解説
せどりで使う車の経費の計算方法
次に計算方法を見ていきましょう。
冒頭でお伝えしたとおり、
- ①:せどり専用の車を持っている→全部経費にできる
- ②:せどりとプライベートで共有→按分で計算する
この①なら100%経費になるので難しくないですね。
問題は②です。
せどりで使う車にかかる経費の計算方法:按分
「按分」とは比率、です。
按分はどうやって計算する?
驚くことに基本は『自己申告』でOKです。
あなたが「8割はせどりで車使ってる!」というなら8割、5割といえばそれで計算可能です。
正確に計算したいなら、記録をつけること
「記録しなさい」というルールがあるわけではありません。
しかし性格的にきちんとしたい方は、運転日報をつけて管理するといいでしょう。
- 5月28日:走行距離 230k
- 5月29日:走行距離 180k
こんな感じです。こうすることで、
- 月にせどりで何キロ走ったか
- せどり以外で何キロ走ったか
- ガソリン代はいくら使ったか
これがわかるので、按分の比率が正確に計算できます。
気になる方はやってみてください。
ガソリンや走行距離以外も按分で:例外アリ
せどりで使う車にかかる経費の計算は基本、按分です。
- 車検
- 高速料金
- 保険
みんなそうですね。
ただ1つ、按分ですけど計算方法が違うのが『車の購入費用』になります。
せどりで使う車にかかる経費の計算方法:減価償却
- 減価償却:1年ごとに決まった金額を経費として計算する方法
詳しく説明するともっと難しい内容になってしまうのですが、認識としてはこれでOKです。
新車の減価償却方法
方法は2つ(定額法と定率法)あるんですが、計算方法を知識として覚えておいてください。
- 普通自動車:6年
- 軽自動車:4年
仮に『普通自動車を300万円で買った』のであれば、毎年50万円づつが経費で落とせるというわけです。
軽だと4年ですので75万円/年ですね。
中古車の減価償却方法
これがちょっとめんどくさいです。
- 法定耐用年数を計算する
さきほどの新車でいうと『普通車で6年、軽で4年』というものですね。
中古車は『○年』という決まりではなく、計算式によって耐用年数を割り出します。
- 中古車の耐用年数 = (その車に残っている耐用年数) + (その車を使った年数 × 20%)
例えば、2年落ちの車を200万円で購入し、半年使って決算を迎えたのであれば、耐用年数は次のようになります。
- 耐用年数 = 4年 + 0.1年 = 4年
したがって、この年の減価償却費(経費)は、
- 200万円 ÷ 4年 = 50万円
となるわけです。
中古車の減価償却:耐用年数が0の場合
この場合、2年で計上します。ご注意ください。
賢い中古車の買い方
最低の『耐用年数:2年』ということを考えると、
- 普通自動車:4年落ち
- 軽自動車:2年落ち
これくらいの年数を経過している車を買うといいですね。
理由は『状態のいい車を買うことができ、短期間で経費計上できるから』です。
ただし、儲かっていることが前提条件。
利益も出ていない、納税もしていない状況で大きな買い物をすると赤字になってしまいます。
こちらも併せてご注意ください。
以上が『せどりで使う車にかかる経費』についての解説でした。
最初は覚えることが多くて大変かもしれませんが、1度覚えれば身につくので頑張ってみてください。
こんな方はプロ(税理士)に頼むしかないですね。
月に1〜3万円はしますが、全部丸投げできるので安心です。
「税理士さんに相談してみようかなぁ」という方はこちらの記事をどうぞ。
せどりに強い税理士の探し方を詳しく解説しています。
≫せどりに強い税理士の探し方【結論:無料紹介サイトに探してもらう】
それではまた^^