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ポイントせどりにかかる税金について【基礎知識と計算方法を解説】

 

こんにちは、ナカピラです^^

 

ポイントせどりしてるんだけど、これって税金の対象にならないんだよね?

あとで大きな請求とかされても困るんだけど…

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事の内容

  • ポイントせどりにかかる税金の基礎知識
  • せどりでポイントを使った時の計算方法
  • ポイントせどりの税金関係でよくある質問

 

この記事の信頼性

  • せどり歴7年の自営業者
  • Twitterのフォロワーは1,000人ほど
  • 顧問税理士と契約し会計を外注化

 

こんな私が解説します。

 

結論はこちらにツィートしました。

  • ポイントは課税対象になる
  • 管理して申告する必要アリ

 

今回はポイントせどりや稼いだポイントについて詳しく解説します。

 

読むことで正しい知識が身につきますので読んでもらえると嬉しいです。

 

ポイントせどりにかかる税金の基礎知識

ポイントせどりにかかる税金の基礎知識

 

3つあります。

 

  • 基礎知識①:ポイントせどりは課税対象
  • 基礎知識②:課税対象は所得税と消費税
  • 基礎知識③:ポイントは管理して申告

 

基礎知識①:ポイントせどりは課税対象

課税対象になる理由は国税庁のホームページをみてもらえればわかります。

 

書かれてあるのがこちら。

<参考元:国税庁No.1907 個人が企業発行ポイントを取得又は使用した場合の取扱い

  • 課税対象となる経済的利益には該当しないものとして取り扱う
  • ポイント相当額を使用した日の属する年分の一時所得の金額の計算上、総収入金額に算入

 

つまり、

 

  • せどりの利益になるなら申告してね!
  • 使ったポイントを”一時所得”の欄に記入してね!

 

というわけです。

 

顧問税理士にも確認してみました

気になったので顧問税理士に次の内容を確認しました。

 

  • ポイントは申告する必要がある?

 

返事はYES。

 

  • いつ得たのか?(獲得)
  • いつ使ったのか?(使用)
  • いつ失ったのか?(喪失)

 

これをことあるごとに記帳して申告してほしい、とのことです。

 

獲得したポイントに税金がかかるパターン

  • ポイントを年間50万円分以上稼いだ時
  • ポイントを使った時

 

この2パターンのみ。

 

勘違いしてほしくないのが「稼いだポイント全てに税金がかかる」というわけではありません。

 

税金がかかるのは50万円分以上のポイントを稼いだ場合か、ポイントを使った時のみ。

 

50万円分以下のポイントは申告しても税金はかかりません。

 

基礎知識②:課税対象は所得税と消費税

せどりのポイントは所得税と消費税に関わってきます。

 

所得税に関わる場合

  • ポイント使って商品を仕入れて売れた場合

 

つまり、利益ですね。

 

ポイントを使って仕入れて販売することで、利益が大きくなります。

 

利益が大きくなるということは、それだけ支払う所得税も大きくなるわけです。

 

具体的な例や計算方法については次の項目で解説します。

 

消費税に関わる場合

  • ポイント使って商品を仕入れた場合

 

この場合、支払う消費税が少なくなるので最終的に国に収める消費税が大きくなります。

 

これも具体例と計算方法を次の項目で詳しく解説します。

 

ここで知っておいてほしいことは、『ポイント使って仕入れすると所得税と消費税が増える』ということ。

 

覚えておいてください。

 

基礎知識③:ポイントは管理して申告

  • いつ得たのか?(獲得)
  • いつ使ったのか?(使用)
  • いつ失ったのか?(喪失)

 

これを記帳・メモ・通知メールの保存などをして申告します。

 

レシートだけではダメ

理由はレシートに全てのポイントが書かれているわけではないから、です。

 

例えば楽天ポイント。

 

レシートもなければ、クレジットの明細に獲得ポイントは書かれていません。

 

だからレシートだけの提出ではダメ、というわけです。

 

正確に申告するには?

  • 決済画面のスクショ
  • ポイント付与された明細

 

これらをデータで保管しておく必要があります。

 

手間ですけど、これは義務ですので仕方ないですね。

 

せどりでポイントを使った時の計算方法

せどりでポイントを使った時の計算方法

 

前の項目で説明した『所得税・消費税』についての計算方法になります。

 

所得税に関わるポイントせどりの計算方法

具体例(全て税込)

  • 1,100円の商品をポイント使って550円で仕入れた
  • 2,200円で販売した
  • 手数料は440円

 

この時、ポイントを使わない場合の利益はこうなります。

 

  • 2,200 - 1,100 - 440 = 660円

 

それがポイントを使うと…

 

  • 2,200 - 550 - 440 = 1,210円

 

所得税が20%かかったとして…

 

  • 660円 × 0.2 = 132円
  • 1,210円 × 0.2 = 242円
  • 差:110円

 

となり、納税する所得税がポイントを使って仕入れると増えてしまうわけです。

 

消費税に関わるポイントせどりの計算方法

具体例

  • 1,100円の商品をポイント使って550円で仕入れた
  • 2,200円で販売した

 

この場合、あなたが支払った消費税は次の通り。

 

  • ポイント使用前:100円
  • ポイント使用後:50円

 

次に、あなたが受け取った消費税は次の通り。

 

  • 受け取った消費税:200円

 

つまり、消費税を納める時に額が次のように変わってきます。

 

  • ポイント使用前:200円 - 100円 = 100円
  • ポイント使用後:200円 - 50円 = 150円

 

このようにポイント使用前と使用後では納める額に差があり、納税額が変わってくるわけです。

 

ここで覚えておいてもらいたいのは次の内容です。

 

  • ポイント使って利益が増えると、税金も増える

 

計算方法は特に覚えなくても大丈夫、この内容だけ覚えておいてください。

 

ポイントせどりの税金関係でよくある質問

ポイントせどりの税金関係でよくある質問

 

ここまで説明してもパッとこない方向けに”よくある質問”を3つ、用意しました。

 

  • 質問①:結局、せどりのポイントってどう使うのがいいの?
  • 質問②:一時所得ってなに?
  • 質問③:申告しないとどうなるの?

 

質問①:結局、せどりのポイントってどう使うのがいいの?

 

答え:仕入れに使う

 

これがベストじゃないかな、と思います。

 

プライベートで使っても事業主貸として処理される

個人事業主の場合、プライベートでせどりのポイントを使うと『事業主貸』として処理され、結局は決算の時に『事業主借』になって相殺されます。

 

もっとわかりやすくいうと、

 

せどりで使ったポイント(事業主貸)は年末に預金から返して(事業主借)よね

 

ってことです。

 

経費で使うのだけはもったいないのでNG

経費は節税できる武器です。

 

その武器をポイント使って支払うと武器を手放すことになります。

 

経費にだけはポイント使ってはいけません。
≫せどりで経費削減のためのポイント支払いはNG【税金が増えるだけ】

 

質問②:一時所得ってなに?

一時所得は会計処理上の仕訳の項目になります。

 

わかりやすく言葉の意味を説明すると、

 

・棚ぼたで儲けた(得た)利益

という意味です。

 

例えば懸賞金や誰かからもらったお礼などが当てはまります。

 

特別控除がある

  • 一時金は50万円分までは非課税

 

特別控除といって、「この一時所得にはここまでだったら税金かかからないよ〜」というものがあります。

 

せどりのポイントだと『50万円までは税金かからない』というのが特別控除ですね。

 

50万円以上のはみ出した部分は所得税に計算されるので覚えておきましょう。

 

質問③:申告しないとどうなるの?

税務調査入った時に突っ込まれて痛い目をみるかもです。

 

特にこんな人は要注意

  • 確定申告は赤字で申告
  • ポイントで数百万円単位で儲けてる
  • 生活費は全てポイント支払い
  • 楽○経済圏の住人

税務調査入った方も税金払わないで良い思いしてる人みたら搾り取りたくなるでしょう。

 

税務署はわざと泳がせる

これがパターンみたいです。

 

数年たったら一気にいく、と以前お世話になった税理士さん(元・税務部長)から伺いました。

 

そのいつかは必ず来ますので、今のうちから正しい申告をしておきましょう。

 

せどりの税金のことや確定申告についてもっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
≫せどりに関わる税金について【納税額の目安とポイントについて解説】

 

税理士さんに今の状況を相談したい方はこちら。
≫【無料で紹介】せどりに詳しい税理士に相談する方法【やり方は2つ】

 

これから税理士さんを探そうと思っている方はこちらの記事を参考にしてみてください。
≫せどりに強い税理士の探し方【結論:無料紹介サイトに探してもらう】

 

それではまた^^

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