せどり

せどりの販路について【結論、複数持って依存度を下げるのがベスト】

 

こんにちは、ナカピラです^^

せどりの販路についてこのようなツィートをしました。

 

✔︎せどりの販路について

Amazon利用させてもらっているので、どうしてもここが一番手になるのですが、他のフリマサイトなんかも魅力的ですし、何より”依存しない”形を取るなら、最終的に自社EC持つのが最強なんですよね。

せどりの販路拡大もいつか必ず直面します。

ブログで深掘りしていきます。

 

この記事の内容

  1. せどりの販路について初心者向けに解説
  2. それぞれの販路のメリット・デメリット
  3. せどり初心者におすすめな販路と拡げ方

 

この記事の信頼性

  • せどり歴は4年ほど・月粗利は100万円ほど
  • 21名在籍するせどりコミュニティを運営
  • 主な販路はAmazon・ヤフオク・メルカリ

 

初心者が取り組むべき最初の販路と、最終的に目指すべき販路について解説します。

 

せどりの販路について初心者向けに解説

せどりの販路について初心者向けに解説

Amazon

せどりの販路といえば、Amazonです。

 

せどり専用のリサーチツールなども開発されていて、初心者でも簡単に売買することができるからです。

 

仕入判断が手軽にできる

お店に行き、安く売られている商品のバーコードをスキャンすると、Amazonで売られている商品が表示されます。

 

手数料分を差し引いた”見込利益額”も一緒に表示され、売られている商品の値段が安ければ利益が出るというわけです。

  • 見込利益額 > 売られている値段

 

このシステムのおかげで、誰でも、どこでも簡単に仕入れができるようになりました。

 

専業せどらーを始め、サラリーマンや主婦の方でも、こうして気軽に始められるのが人気の秘密です。

 

ヤフオク

Amazonせどりが流行する前のチャンピオンが、ヤフオクです。

 

フリマサイトにも地位を脅かされそうな立場にも見えますが、売上規模を見ると全然そんなことはありません。

  • ヤフオク流通額:9011億円(2018年)
  • メルカリ流通額:4902億円(2019年)

 

倍近い流通規模を持っていますので、まだまだビジネスチャンスは充分にあります。

 

なんでも売れるのがヤフオク

ヤフオクはボロボロの服でも、履き潰した靴でもなんでも販売することができます。

 

一見、ゴミにしか見えない商品でも、驚くような値段で売れていくことも。

 

Amazonのように出品規制が厳しくないため、自由に商品を販売できるのが魅力です。

 

フリマサイト

フリマサイトとは、メルカリやラクマなどを指します。

 

ヤフオクのように自由に商品を出品でき、即決価格で販売できるので、スピード感があるのも魅力です。

 

スマホで完結できる

出品→販売→取引完了まで、スマホ1つで完結できるのが支持される理由です。

 

もともとスマホのカメラアプリをイメージして作られただけあり、使い方も至ってシンプル。

 

性別も年齢も関係なく、手軽に出品から販売することができるため、今なおユーザーを伸ばし続けている販路です。

 

株式会社メルカリ 連結決算売上高

売上高
2018年6月期 35,765百万円
2019年6月期 51,683百万円
2020年6月期 76,275百万円

<参考元:ヤフーファイナンス

 

ECモール

ECモールとは、楽天市場やヤフーショッピングのことを指します。

 

イオンにある専門店街のネット版

イオンに行くと、イオン直営店舗とその他ブランドが集まるショッピングモールがあります。

 

ECモールはそれのネット版で、テナントとして自分のお店を出す形になります。

 

制限が少ないので販売しやすい

Amazonも似たようなシステムですが、価格競争に巻き込まれやすかったり、Amazon独自の出品規制が掛かったりと色々規制があります。

 

その反面、ECモールはヤフオクやフリマサイトなどと同じように、出品への制限がほぼありません。

 

利益が出そうだけど、Amazonでは売れない…

 

そんな商品もECモールでは売ることができますので、取扱商品の幅を拡げることができます。

 

自社ECサイト

ショッピングサイトをイチから作ったものを、自社ECサイトと呼びます。

 

依存から完全に脱却している

自社サイトですので、運営先の影響を受けることはありません。

 

もちろん、法律には従わなければなりませんが、それ以外の意味不明な出品制限、購入者からの悪質な返品などに対しても、独自のルールを定めて対応することができます。

 

最初は認知度を上げるまで大変ですが、軌道に乗ってリピーターが増えればこれ以上利益を生む販路はありません。

 

物販を極めるのであれば、ぜひ挑戦したい販売先です。

 

それぞれの販路のメリット・デメリット

それぞれの販路のメリット・デメリット

Amazonのメリット・デメリット

Amazonのメリット

  • 世界最大のECサイトで販売ができ、最強の販売力を借りることができること

 

商品を出品した瞬間、次々に売れていくのがAmazon最大のメリットです。2019年の国内売上は『1兆7425億円』、文字通りケタが違います。

 

この販売力があるので、せどり初心者の方でも”良い商品”を仕入れれば、瞬く間に売上を伸ばすことができます。

 

他の販路ではこうはいきません。

 

人気商品であれば、ある程度の販売スピードは見込めますが、それ以外の普通の商品を飛ぶように売るには時間がかかります。(集客力・認知度など)

 

せどりも物販も、売れなければ意味がありません。

 

その一番大事な”売る力”を借りれるAmazonは、やはりせどりの販路では”ナンバーワン”と言えるでしょう。

 

Amazonのデメリット

Amazonが支持される理由は、圧倒的な顧客第一主義なのですが、皮肉にもそれがデメリットになっています。

 

顧客第一主義は今、一部の悪質購入者のおかげで”客の言いなり主義”へと変わってしまいました。

 

『30日以内であれば返品受付』を利用し、不当にすり替えた商品を購入後送り返し、返金を受け取る詐欺が横行しています。

 

この件をAmazonに問い合わせても、『そのリスクを考慮した上でのAmazonとご理解ください』という返答のみ。写真を保存して対応するか、自己発送で対応するしか方法はありません。

 

こうした不当返品にもいつか直面しますし、受け入れなければならないのが、Amazon販路の大きなデメリットです。

 

ヤフオクのメリット・デメリット

ヤフオクのメリット

  • なんでも売れる
  • 送料は出品者負担でOK
  • ノークレームノーリターンもOK
  • 期日になれば自動で振り込み

 

出品者に優しいのがヤフオクです。

 

ノークレーム・ノーリターンをうたっていいのも、ヤフオクだけですね。

 

悪質な購入者を寄せ付けませんので、効果は抜群です。たとえ購入者が受取連絡しなかったとしても、期日がくれば自動的に指定口座に売上金を振り込んでもらえます。

 

リサイクルショップなどでは、今でもヤフオクナンバーワンを掲げるお店が少なくありません。販売力はAmazonよりも劣りますが、取りこぼしがなく、安心・安全に販売できるのは大きなメリットです。

 

ヤフオクのデメリット

唯一のデメリットが販売スピードです。即決価格でも販売は可能ですが、やはり弱い。

 

オークションが主流ですので、掲載期間が終了するまで売れるのを待たなければいけません。ただ逆に考えれば、”期間がきたらほぼほぼ売れる”ということ。

 

事前に計画して出品しておけば、計画通りに商品が売れ、出荷までスムーズに持っていけますのでメリットとも受け取れますね。

 

フリマサイトのメリット・デメリット

フリマサイトのメリット

  • なんでも売れる
  • 出品が簡単
  • 手数料は一律10%
  • 仕入れもできる

 

スマホで完結できるので、商品を手に入れた瞬間、5分ほどの作業で出品することができます。手数料もどんな商品を販売しても一律10%、計算も簡単です。

 

フリマサイトは販売することはもちろんですが、仕入れも可能。その際、Amazonでは新品コンディションでの販売はできませんが、それでも中古商品では販売することが可能です。

 

他にもメルカリからヤフオクで販売しても利益を出せますし、逆もまた可能です。

 

フリマサイトのデメリット

個人間での取引になりますので、やはり商品の不具合、商品説明の相違といった問題がよく起こります。

 

最終的にはメルカリ事務局が仲裁に入り、対応してくれるのですが、それでも希望通りの結果を得られるわけではありません。トラブルは心理的に大きな苦痛を伴い、正直しんどいです。

 

長引くと余計疲れますし、結構このトラブルが原因でフリマサイトの利用をやめていく人は少なくありません。

※ 他にも詐欺などの事例もあります。そちらに関してはこちらの『メルカリで実際にあった詐欺の例【対処法と予防法も解説】

を参考にしてみてください。

 

ECモールのメリット・デメリット

ECモールのメリット

  • 信頼性がつく
  • なんでも売れる
  • 集客力がある
  • 販売ページに独自の色を出せる

 

Amazonほどの販売力はないにしろ、日本のECサイトでは楽天市場・ヤフーショッピングがトップです。それぞれショップとして出店するので、消費者からの信頼性を得やすいのもメリットですね。

 

両方ともポイント還元でイベントを開催し、大きな集客力を見込めるので売上も伸ばしやすいです。

 

Amazonのように同じ商品カタログに出品するパターンではなく、店独自の商品ページを作成できますので、他店との差別化をはかれます。

 

ECモールのデメリット

商品ページをほぼイチから作成しないといけないため、販売するまでの準備に時間が掛かります。

 

あと、楽天市場では出店契約する時のお金も高額。

 

月額費用は2万円ほど、それに売れた商品の手数料が最大7%取られますので、かなりの利幅を見込んでいないと”経費赤字”になってしまいます。

 

ただ、ヤフーショッピングはその点控えめ。月額手数料もおよそ6%以下に抑えられますので、同じECモールでも場所を選べば、経費を抑えることが可能です。

 

自社ECサイトのメリット・デメリット

自社ECサイトのメリット

  • なんでも売れる
  • 価格競争に巻き込まれない
  • デザインも自由
  • 成長すればサイトが資産に

 

成長すれば資産になるのが最大のメリットです。

 

自社ECサイト以外、すべての販路は依存型になります。ですから、「はい、退場!」と言われればそれまで。

 

売上金は没収され、在庫は丸残り、こんな話も珍しくありません。その点、自社ECサイトは他からの影響を全く受けないため、利益率もしっかりキープしながら販売できます。

 

成長させるまでが大変ですが、商品力させあればその期間も短く済ませることが可能です。

 

自社ECサイトのデメリット

ゼロから作り上げなければならないので、膨大な時間とコストが掛かります。

 

ようやく完成しても、それが最初から利益を出してはくれません。

  • SEO対策
  • 広告の出稿
  • ファン化

 

これらを効率的に行い、時間をかけて成長させてあげる必要があります。

 

ECサイトは想像以上に壁が高い

過去、勤めていた会社のECサイト制作に携わった経験があります。

 

スタッフは5名ほど、在庫金額500万円、ECサイトに100万円かけて作りましたが、初月の売上は3,000円でした

 

これが現実です。

今では月商1,000万を超えるサイトへと成長したようですが、それまでおよそ5年以上掛かっています。

 

『成長するまで時間がかかる』ことをしっかり理解した上で取り組まないと、大きな損失になる可能性もあります。

 

せどり初心者におすすめな販路と拡げ方

せどり初心者におすすめな販路と拡げ方

 

初心者の方がせどりからスタートし、物販で独立するまでのロードマップを描いてみました。

 

せどりから物販独立へのロードマップ

  1. フリマアプリでせどり入門
  2. Amazonでせどり販路拡大
  3. ECモールでリスクを分散
  4. 自社ECサイトで利益拡大

 

フリマアプリでせどり入門

家の不用品を売る

せどりというより、ネット販売の登竜門としてまずはじめにやりたいのが、家の不用品販売です。

 

不用品を集め、ヤフオク・メルカリなどのフリマサイトで販売してみましょう。

  • ネットでモノが売れることを経験する
  • せどり資金を作る

 

このようなメリットがあり、まさに”一石二鳥”です。

 

Amazonでせどり販路拡大

商品を仕入れて売る

不用品販売で数万円程度の資金ができたら、そのお金で実際に商品を仕入れてみましょう。

 

もともとなかったお金ですし、仕入れる時に使っても懐が痛むことはありません。

 

商品を仕入れたらいよいよAmazonで販売です。

  • Amazonの販売力を体験できる
  • 発送などの手間が省ける
  • 仕入れに集中できる

 

商品さえ納品すれば、あとは勝手にAmazonが売ってくれます。

 

あなたは仕入れに集中するだけですので、役割分担ができて効率的です。

 

ここで月商100万円、粗利20万円ほどを目標に取り組みましょう。

 

ECモールでリスクを分散

一極集中を回避する

Amazon販売で月商100万円を超えてくると、この時点で新たな販路を開拓するため、ヤフーショッピングなどへの横展開がおすすめです。

  • Amazonで売れない商品が販売できる
  • Amazon販売以外のノウハウが身に付く
  • ECサイトの運営方法が経験できる

 

ここまで確立できると、せどりとはまた違った”中国輸入”なども視野に入ってきます。

 

こうすることで、Amazonへの依存度を下げることができ、万が一アカウント停止になったとしても、収入が途絶えることはありません。

 

物販で独立を考えているのであれば、媒体への単独依存は絶対にNGです。早いに越したことはありませんので、アカウントだけでも作るようにしておきましょう。

 

自社ECサイトで利益拡大

依存しない資産を作り上げる

ECモールで売上が見込めるようになったら、自社サイトを立ち上げ、DMなどを送ってそちらに送客するようにしましょう。

 

さらなる割引を提供しても、これまでモールに支払っていた手数料分を加味すれば、利幅が大きくなるからです。

 

やはり、手数料5%〜10%は大きいです。

 

これが自社サイトならゼロ、厳密には決済機能によっては数%取られはしますが、完全に依存しない形を実現できるのであれば安いモノです。

 

以上が『せどりの販路について』の解説でした。

 

こうみると先は長いように見えますが、やっていれば意外と時間はすぐ経ちます。

 

今後数年、何もしないまま過ごすか、ここでまずはやってみようと不用品を集めてみるかで結果は大きく変わります。

 

まずは売ってみましょう。

 

売ればその楽しさがわかります。捨てる予定の品が、お金になって返ってくるからです。

※ せどりの始め方はこちらの記事で解説していますので、是非参考にしてください。

≫【完全初心者向け】せどりの始め方【心構えから稼ぐコツを詳しく解説】

 

それではまた^^

-せどり

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