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せどりの会計処理を初心者向けに詳しく解説【やることは3つだけ】

 

こんにちは、ナカピラです^^

せどりの会計処理を初心者向けに詳しく解説します。

 

結論、やることは次の3つです。

  • ①:仕入れた商品内容を会計ソフトに打ち込む
  • ②:販売した商品内容を会計ソフトに打ち込む
  • ③:年度末に棚卸をして期末在庫を記録する

 

①と②は仕入れ、または売上が発生した日に行い、③は12月31日時点の在庫を記録すれば完了です。

 

この記事の内容

  1. せどりの会計処理を初心者向けに3つの手順で解説
  2. せどりの会計処理で気をつけたい3つの注意点とは
  3. 会計処理がめんどくさいと思った時にやるべきこと

 

この記事の信頼性

  • 自営歴3年・確定申告5回経験
  • 税理士とは2名と契約経験あり
  • 妻は元税理士事務所の正社員

 

こんな私が解説しますので、信頼性はあるかと思います。

 

はじめに、この条件に当てはまる方はこの記事を読む必要はありません。

  • 年間の純利益が20万円以下の人

 

このような方は確定申告する義務がないので覚えなくてもいいですし、帳簿つける必要もありません。

  • 年間の利益が20万円以上出てる
  • これからせどりで成果出したい
  • 会計知識を少しでも勉強したい

 

こんな方向けの記事となっていますので、良かったら参考にしてみてください。

 

せどりの会計処理を初心者向けに3つの手順で解説

せどりの会計方法を初心者向けに3つの手順で解説

  • 手順①:仕入れた商品内容を会計ソフトに打ち込む
  • 手順②:販売した商品内容を会計ソフトに打ち込む
  • 手順③:年度末に棚卸しをして期末在庫を打ち込む

 

その目に準備するものを見ていきましょう。

 

準備するもの

  • 会計ソフト
  • ノート

 

会計ソフト

日々の取引内容を入力していくソフトになります。

 

これがないと会計処理できませんので、1つ契約しておいてください。

 

これらの会計ソフトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

※無料で使えるものもありますのでよかったらご覧ください。
≫せどりの確定申告おすすめ会計ソフト3選【無料のプラン・期間アリ】

 

ノート2冊

入力し終えたレシートを日付ごとに貼って保管するノートです。

  • ①:仕入レシート用のノート
  • ②:経費レシート用のノート

 

こうしてわけておくと後で探す時に分かりやすくて便利なのでおすすめ。

 

目安として大体1ページに2〜3枚のレシートを貼って保管しましょう。

 

この2つが準備できたら会計処理に入っていきます。

 

手順①:仕入れた商品内容を会計ソフトに打ち込む

商品を仕入れたら、レシートに書いてある次の内容を会計ソフトに打ち込んでいきます。

  • 日付
  • 金額
  • 仕訳
  • 支払方法

 

日付

購入した日です。

 

金額

税込の金額を入力してください。

 

仕訳

取引した内容をそれぞれの勘定科目に置き換えて入力することを指します。

 

仕訳内容や勘定科目がわからない方はこちらの記事で詳しく解説しています。
≫【確定申告】せどりの経費で落とせるものを勘定科目と合わせて解説

 

支払方法

うえの仕訳に関係します。

 

現金で支払う場合はうえで紹介したパターンで良いのですが、クレジットカードとなるとそうはいきません。

 

例えば次のパターンで解説します。

  • 5月20日に5,000円の商品をクレジットカードで仕入れた
  • 6月30日に5,000円の商品代金を口座引き落としで支払った

 

この場合、仕訳は次の通りになります。

  • 5月20日 仕入高:5,000円 : 買掛金:5,000円
  • 6月30日 買掛金:5,000円 : 普通預金:5,000円

 

見ての通り、1つの取引について2つの仕訳が必要なるのでご注意ください。

 

手順②:販売した商品内容を会計ソフトに打ち込む

  • 日付
  • 金額
  • 仕訳

 

基本は先ほどの仕入れた時と同じ、この3つです。

 

送料と手数料を経費で計上する

売上から送料と手数料を差し引いて出たのが利益になります。

 

ですからこの2つも経費として計上するのをお忘れなく。

 

この『経費』に関しても先ほど紹介したこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

 

日々やることはこの2つ。

 

次に年度末に必ずやらなければいけない『棚卸し』について見ていきます。

 

手順③:年度末に棚卸しをして期末在庫を打ち込む

棚卸しとは、12月31日時点でどれほど在庫が残ったかを調べる作業になります。

 

ここで計上した期末在庫が翌年の期首在庫になりますので、必ず1点づつチェックして行ってください。

 

棚卸しのやり方

まずリストを作ります。

  • 棚卸しをした日
  • 商品名
  • 仕入単価
  • 数量
  • 在庫金額の合計

 

この欄をエクセルで入力し、棚卸しリストを作りましょう。

 

それができたら1点づつ在庫をチェックし、記入していってください。

  • 【1月5日】レゴフレンズ 403891|4,000円|10個|40,000円

 

こんな感じです。

 

全ての在庫(不良品を含む)をリストアップし、在庫金額を計算すれば完了です。

 

新年度に仕入れた商品は計上しない

例えば棚卸しを1月5日に実施したとします。

 

その前の1月4日に商品が入荷していて手元にあった場合、それは計上してはいけません。

  • 棚卸しは期内に仕入れた商品だけを計上する

 

これが鉄則です。

 

以上がせどりの会計処理でやるべきことです。

 

これができてきっちり会計ソフトに入力できていれば、あとは自動で計算してくれて支払う税金や確定申告書類・決算書を会計ソフトが作ってくれます。

 

それを持って税務署に提出すれば確定申告は完了です。

 

確定申告について

確定申告には白色と青色があるんでしょ?最初はどっちでやったらいいの?

 

A. 『白色申告』です。

 

理由は青色申告するには「私、青色で申告します!」という事前申請が必要だからです。

 

初めて確定申告する方は白色で大丈夫です。

 

そして最初の白色申告が終われば青色申告の手続きを同時に済ませておきましょう。

 

こうすることで来年度分は青色での申告が可能です。

 

確定申告についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて白色申告のやり方を解説した記事を貼っておきますので、良かったら参考にしてみてください。
≫【まとめ】せどりの確定申告について【初めての方向けに詳しく解説】
≫せどり初心者向けに白色申告のやり方を解説【ソフト使えば簡単です】

 

せどりの会計処理で気をつけたい3つの注意点とは

せどりの会計処理で気をつけたい3つの注意点とは

  • 注意点①:適当に入力してはいけない
  • 注意点②:節税しようと嘘を書かない
  • 注意点③:ポイントの処理を理解する

 

注意点①:適当に入力してはいけない

よくわからないからといって適当に入力してはいけません。

 

わからなければ相談しよう

確定申告の前になると税務署が相談会を開いてくれます。

 

そこの会場に行って税務署員に「ここがわからないんですけど…」と聞けば丁寧に教えてくれます。

 

税務署は納税者の味方

『役所の人』と聞くと怖いイメージ持たれてる方多いんですが、けしてそんなことはありません。

 

税務署員さんは納税しようとする人にはとても親身になってアドバイスしてくれます。

 

ドラマでよく見る警察の方のイメージとは全然違うので、勘違いしている方はこれを機に見方を変えた方がいいですね。

 

会計ソフトもアドバイスしてくれる

紹介した3つの会計ソフトの中で『弥生会計』はわからない点を電話対応でアドバイスしてくれます。

 

他の会計ソフトもサポート体制は取っていますが、チャットのみであったり、仕訳の相談には乗れないなどの制限付き。

 

「しっかりできるか不安」という方は、そんなサポートの充実した会計ソフトを選ぶといいでしょう。

 

注意点②:節税しようと嘘を書かない

残った純利益が少なければ少ないほど、納税する税金は少なくなります。

 

会計ソフトに嘘の内容を入力する

例えば年間の純利益が25万円だったとします。

 

ここから5万円利益を減らせば確定申告義務が無くなるのはご存知ですよね?

 

確定申告するの面倒だから、5万円分を何かの経費で使ったことにしてしまえ!

 

こうすることで確かに帳簿上は純利益が20万円以下となり確定申告する義務が消えます。

 

がしかし、これは犯罪です。

 

国税通則法に違反し、重加算税の処罰を受ける

重加算税とは『当初の納税予定金額の35%を追加で納税すること』をいいます。

 

つまり、予定より3.5割増の税金を納税しないといけないわけですね。

 

絶対に嘘の内容は書かないようにしましょう。

 

納税額の目安について

ご安心ください。利益がそこまで上がっていない方は納めたとしても利益の5%くらいです。

 

20万円の利益だったら1万円ほど。

 

それより脱税して社会的な信用を失う方がよほど大きいので申告はしっかりやっておきましょう。

 

納税額の目安が知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。

脱税した時の罰則内容も書いていますので、気になる方は読んでみてください。
≫せどりに関わる税金について【納税額の目安とポイントについて解説】

 

注意点③:ポイントの処理を理解する

  • ポイントは使った時にお金として計上
  • もらったポイントは計上しなくてよい

 

もらったポイントの処理ってどうするの?

 

こんな疑問にお答えします。

 

ポイントは利用した時のみ、計上する

  • ポイントは使った時にお金として計上

 

例えばこんな場合。

  • 10,000万円の商品をポイント3,000円分差し引いて7,000円の現金で仕入れた

 

仕訳はこうなります。

仕入高 10,000 現金 7,000
仕入値引き 3,000

           

もらったポイントは計上しなくてよい

え?もらった時は何も記入しなくていいの?

 

A. 記入しなくて大丈夫です。

 

理由は次の通り。

  • ポイントはもらった時点でお金として計上できないから

 

仮にここで計上してしまうと、ポイントにも税金が掛からないとおかしいですよね?

 

ポイントはお金ではないので、もらった時点で会計ソフトに記入しなくて大丈夫です。

 

以上がせどりの会計方法になります。

 

ここまで読んで「よしやろう!」と思った方はまず会計ソフトから選びましょう。

 

詳しい内容が知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。
≫せどりの確定申告おすすめ会計ソフト3選【無料のプラン・期間アリ】

 

逆にここまで読んで「全然しっかりやれる自信ないな…めんどくさそうだな…」と思った方は次の項目へ読み進めていってください。

 

私も利用している”おすすめ解決方法”をご紹介します!

 

会計処理がめんどくさいと思った時にやるべきこと

会計処理がめんどくさいと思った時にやるべきこと

 

税理士に丸投げしましょう。

 

税理士に丸投げすることで効率がアップします

理由は会計処理にかかる時間を稼ぐことに割り振れるからです。

 

まず計算してみる

あなたが毎日会計処理にかかる時間はどのくらいでしょうか?

 

それを年単位で計算してみてください。

 

仮に1日30分やったとしたら年間で182時間ほど。

 

あなたは182時間あればいくら稼ぐことができますか?

 

税理士にお願いすると5〜10万円ほど

仮に10万円だったとして、182時間で割ると時給549円です。

 

あなたがせどりして稼ぐ時給を計算して、549円以下だったら自分でやった方がいいですね。

 

もし時給549円以上稼ぐのであれば、迷わず税理士にお願いした方が効率的です。

  • 会計処理にかかる時間:182時間/年
  • せどりの時給549円以上なら税理士
  • せどりの時給549円以下なら自分で

 

せどりに詳しい税理士の探し方

こちらの記事で解説しています。
≫せどりに詳しい税理士の探し方【おすすめは無料サイトの紹介です】

 

要は無料で探してくれる『税理士紹介サイト』を使う方法です。

 

これらがおもな紹介サイトになるんですが、おすすめは全部です。

 

効率的に税理士を探す3つの手順

  • 手順①:3つの税理士紹介サイトに依頼する
  • 手順②:紹介された順番で3名予約を入れる
  • 手順③:良ければ契約してNGなら再度依頼

 

これを繰り返していけば希望の税理士を探すことができます。

  • あなたの予算
  • 税理士の人柄
  • その他の要望

 

これら全てを申し込み欄に記入し送信すればOKです。

 

驚くことに紹介料は無料

 

サイトの利用料は税理士側が支払いますのであなたの負担はゼロです。

 

なぜ3人と面談するの?

最低3人と面談しないと相場とサービス内容の差がわからないからです。

  • 顧問料が違う
  • サービス内容が違う
  • 人柄が違う

 

最初に「この人いいな」と思っていても、次会う人はもっといいかもしれません。

 

顧問料は税理士によって違うので、値段を気にされる方はより多くの税理士とあって話するのがおすすめです。

 

なぜ3つのサイトに登録するのか?

  • 紹介してもらう時間を短縮するため
  • サイトごとの契約税理士が違うため

 

1つ目の理由は『時間の短縮』です。

 

1つのサイトだけでやっておくと3人紹介してもらうのに時間が掛かります。

 

これを3つ同時に登録しておくと一気に3人予約を入れることが可能です。

 

2つ目の理由は契約している税理士に違いがあるからです。

 

希望の税理士をリクエストしても「残念ながらあなたのお住まいのエリアにはいません」と言われることがあります。

 

複数の紹介サイトを登録しておけばもしかするとお好みの税理士を紹介してくれるかもしれません。

 

実際に私も見直しの際、こうした経験があったので複数のサイトに登録しておくのがおすすめです。

※そちらの内容についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
≫税理士紹介エージェントの口コミと評判について【残念なのは1点のみ】

 

税理士を選ぶ時の注意点

  • 顧問料とサービス内容に注意すること

 

相場

白色申告で5〜10万円とお伝えしましたが、せどり初心者の売上でしたら5万ほどでやってくれるはずです。

 

最初から10万円近くの値段を提示されたら、値切るか次の税理士に行った方がいいでしょう。

 

サービス内容

月額の顧問料が安くても、「会計入力はあなたがやってね」と言われる場合があります。

 

つまり税理士がするのはチェックとアドバイスのみ。

 

これでは丸投げする意味がないので、ここはしっかりと契約の時に確認してください。

 

以上が会計処理をめんどくさいと感じた方へのアドバイスになります。

 

最後に

ちなみに私は税理士に全部丸投げです。

 

過去2回ほど自分で確定申告をやりましたが、とんでもない目にあいました。

  • 年明けから2月中旬まで記帳に時間を奪われ、売上激減
  • 出来たものは間違いだらけで顧問税理士に指摘される

 

餅は餅屋、会計処理は税理士ですよ。

 

頼むことでめんどくさい会計処理もストレスも吹き飛びますし、その分やりたいことに時間が割けるので快適です。

 

時給で549円以上稼ぐ方は、迷わず税理士と契約するのをおすすめします。

 

無料で利用できる紹介サイトはこちら

 

以上になります。

 

それではまた^^

-せどり

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