このような『せどりの確定申告が初めての方向け』に詳しく解説します。
この記事を読むメリット
- どんな人が確定申告しなければいけないのか理解できる
- どのように確定申告すればいいのか理解できる
- 自分で申告した方がいいのか、税理士に任せた方がいいのか理解できる
- 確定申告した後にやるべきことが理解できる
この記事の内容
- せどりで確定申告の対象になる基準
- せどりで確定申告する方法
- 確定申告が終わったらやるべきこと
- まとめ
この記事の信頼性
- せどり歴5年・専業店舗せどらー
- せどりコミュニティ主催(25名在籍)
- 雑誌の載った経験アリ
- 確定申告は4度経験済み
- 自分で申告2回やって地獄を見た経験アリ
結論、この1年間に20万円以上の『利益』を稼いだ方は確定申告の対象に。
- 初めての方は白色申告
- 自分で申告することも可能
- 税理士に頼むと5万円〜10万円ほど
- 確定申告後は翌年の青色申告に申し込む
この記事を読むことであなたの確定申告に対する悩みが解消され、まず何をやるべきかが理解できます。
ぜひ読んでもらえると嬉しいです🙇♂️
せどりで確定申告の対象になる基準
年間の利益が「副業:20万円」・「専業:48万円」が基準
ズバリ、これが答えです。
注意すべきは「利益」という点。「売上」ではないのでご注意を。
初めての確定申告は白色申告で
確定申告には2つの申告方法があります。
- 白色申告
- 青色申告
初めて確定申告する方は白色申告になります。
納税額が割引になる青色申告は【開業届】と【青色申告承認申請書】が必要です。
しかも3月15日までに申請しないといけないので、初めて申告する方は自動的に『白色申告』になります。
納める税金の目安
確定申告したらその後、納税しなければいけません。
これは稼いだ額によるのでこちらの記事を参考にあなたの納税額を計算してみてください。
税金の種類についても解説しているので、読むだけで税金の知識を身につけることもできます。
≫せどりに関わる税金について【納税額の目安とポイントについて解説】
会社にバレずに確定申告する方法
A. 大丈夫です。
- 申告する時、住民税の徴収方法を選択する欄から「自分で納付」を選ぶ
こうすることで会社にバレずに確定申告することができます。
詳しい内容はこちらの記事で解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。
≫副業せどりの確定申告について【会社にバレずに行う方法も解説】
利益が現金ではなくポイントだった場合
A. なりません。
税法上、ポイントは申告する必要がありません。
しかし、「ポイントを使って商品を仕入れた場合」は「割引して商品を仕入れた」ことになりますのでご注意を。
例えば次の通り。
- 1,000円の商品をポイント使って500円で仕入れた
この場合は仕入れ金額を『500円』で計算しなければいけません。
経費も同じです。
- プリンターのインク代3,000円をポイント使って2,000円で購入した
この場合、経費で落とせるのは2,000円です。
このようなことから、ポイントは次のように使うのが効率的です。
- ポイントは仕入れ・経費に使わず、プライベートに利用する
- ふるさと納税で使うのもアリ
こうすればプライベートで使うお金を減らしつつ、ポイントで節税できるというわけです。
大事ですのでぜひ覚えておいてください。
せどりで確定申告する方法
2つあります。
- 自分で確定申告する
- 税理士に頼んで確定申告する
1. 自分で確定申告する手順
- 手順①:会計ソフトを選ぶ
- 手順②:資料を集めて入力していく
- 手順③:税理士にチェックしてもらう
手順①:会計ソフトを選ぶ
おすすめはこの3つになります。
- マネーフォワードクラウド会計
- freee
- 弥生会計
どれも同じような機能を持っていますが、
- 料金安い
- サポートが一番手厚い
これを考えると『弥生会計』かな、と。
全部無料でお試しできるので、実際使ってみて決めるといいと思います。
これらの会計ソフトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
≫せどりの確定申告おすすめソフト3選【無料プラン・無料期間アリ】
マネーフォワードについては実際使ってましたので、口コミ記事を書きました。こちらもよかったらぜひ。
≫【せどり初心者向け】マネーフォワードの口コミ・レビューについて
手順②:自分で入力していく
会計ソフトが決まったら入力作業に入ります。
その時に必要な資料がこちら。
- 売上を証明する資料
- 費用を証明する資料
つまり、レシートですね。
他にもクレジットカードの利用明細も必要です。詳しくはこちらの記事で解説しています。
≫せどりの確定申告で必要なものは2つある【白色・青色申告別に解説】
確かに、簿記の知識がなければわかるはずありませんよね。
そこでせどりで使う勘定科目をこちらの記事にまとめました。役に立つと思うので参考にしてください。
≫【確定申告】せどりの経費で落とせるものを勘定科目と合わせて解説
※ 白色申告のやり方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
≫せどり初心者向けに白色申告のやり方を解説【ソフト使えば簡単です】
手順③:税理士にチェックしてもらう
申告書類が出来上がったら税理士にチェックしてもらうのがよいかと。
- 正しい申告内容になってるかわからない
- 間違った申告すると後で面倒なことに
どうしても素人が作った申告書類ですので、合ってるかどうか不安ですよね?
間違った申告をしてしまうと、後で税務署から追徴課税が来たり、申告し直しを求められるので面倒です。
- 最後のチェックだけでも税理士にアドバイスをもらう
こうしておくと間違いがなく安心です。
A. 税理士にチェックしてもらわなくても申告は可能です
確定申告する会場にはアドバイザーの方がたくさん常駐しています。
わからない点があればそこで無料でアドバイスを受けることも可能。
ですから必ず「税理士のチェックを受けるべき」というわけではありません。
2. 税理士に頼んで確定申告する
税理士を自分で探してやってもらう方法です。
税理士にお願いした時の確定申告の相場
税理士にもよりますが、5万円〜10万円でやってもらえるかと。
掛かる費用に幅がありますが、ここら辺の相場は本当に『税理士による』です。
税理士業界は言値?
契約する税理士さんを探して何人もの税理士さんと面談してますが、相場感が全くわかりませんw
同じ内容でも金額がピンキリです
もちろん金額だけでは決めれない相性等もあるので一概には言えませんが、税理士さんを決める時は複数人と面談すべきですね!
— ウラン@副業せどらー (@uran_sedori) November 27, 2020
ウランさんのツィートの通り。これが現実です。
税理士の探し方
正確には探すのではなく、『完全無料で探してもらう』が正しいです。
こちらの2つのサービスを使えば『完全無料』であなたの希望にあった税理士さんを紹介してもらえます。
- 希望の条件(予算・やってもらいたいことなど)
これを記入して送信するだけ。
すると「こんな税理さんはいかがでしょう?」とオファーが届くので、あとは会って話すだけです。
私は税理士事務所に電話しまくって疲弊しました。
挙げ句の果てにはアポとっても「1ヶ月後で!」と放置プレーを受ける始末。
結局そこも印象悪かったのでググったらこのサービスにたどり着き、今の税理士さんと契約することができました。
そんな『税理士の探し方』についてはこちらの記事にて。
≫せどりに詳しい税理士の探し方【おすすめは無料サイトの紹介です】
ちなみに利用したサービス・口コミ記事はこちらです。
≫税理士ドットコムの公式サイトはこちら
≫税理士ドットコムの口コミ・レビュー
確定申告は自分でやるべき?税理士に頼むべき?
こればかりは『人による』です。
ただ、経験上言えるのは次の3つですね。
- 白色申告は勉強と経験のために自分で申告
- 青色申告はとてつもなく面倒なので税理士にお願い
- 白色申告さえも面倒なら税理士にお願い
白色申告は勉強と経験のために自分で申告
簿記の知識ないなら結構めんどくさいです。全てが未知のことですから。
ただ、やれば勉強になりますし、会計の基礎知識が身につきます。
白色申告は慣れれば難しくないので、まずは自分でやってみるのがおすすめです。
青色申告はとてつもなく面倒なので税理士にお願い
青色申告は税理士に頼みましょう。自分でやると地獄を味わいます。
青色申告を2回自分でやった経験談
やめた方がいいですね。コスパ悪すぎです。
- 青色申告の費用:30万円ほど
- 自分で申告するのに掛かった時間:2ヶ月
- 申告した後にわかったこと:申告内容がでたらめ
- 1月〜2月の売り上げが悲惨なことに
30万円の費用を浮かせるために2ヶ月かけたようなものです。
しかも完成したものが不備だらけという。自分でやる意味はゼロ、ただネタになったというだけです。
税理士費用30万円は経費になる
当然ですが経費で計上されますので納税額を減らす効果があります。
その他にも、税理士と顧問契約を結ぶことで節税のアドバイスをもらえたりします。
- 30万円支払って、納税額を30万円以上減らせる
こんな事例もあります。
『30万円の費用がかかる』というのは一見ハードルが高そうに見えますが、支払うだけの価値はもちろんあります。
詳しくはこちらの記事にて。
≫せどりの税理士費用について【年間30万円ほどで全ておまかせ】
白色申告さえも面倒なら税理士にお願い
そんな方は税理士にお願いしましょう。
白色申告だけなら10万円かからずにやってもらえるかと。
税理士紹介サービスに「白色申告を5万円でやってくれる税理士さんを探してください!」とお願いしてみてください。意外と簡単に見つかるかもです。
結論、一番ラクな方法は丸投げです。
ある程度利益が出ているならこの方法がベストかと。
- 確定申告がとにかく面倒
- 自分でやるより任せて空いた時間で稼ぎたい
そんな方は最初から税理士に任せるのがいいでしょう。
≫せどりの確定申告は税理士に丸投げすべき3つの理由【経験者は語る】
確定申告が終わったらやるべきこと
最初の確定申告(白色申告)が終わったら青色申告への変更申請を忘れずに。
先ほどお伝えした通り、次の2つが必要です。
- 開業届
- 青色申告承認申請書
どちらも税務署で手続き可能ですので忘れずに。
期限は【3月15日まで】です。
まとめ
最後にまとめると次の通り。
- 年間20万円以上稼いだら確定申告
- 最初は白色申告で
- 自分でやるなら会計ソフトを使えば簡単
- 面倒なら税理士に丸投げ
- 白色申告の費用は5〜10万円ほど
- 税理士探しは無料の紹介サービスで
- 確定申告が終わったら青色申告へ変更
以上になります。参考にしてもらえると嬉しいです🙇♂️
おすすめ会計ソフト
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それではまた^^